見せ場だねぇ。花びらを散らすのは命を無駄に散らす力があるということで、まぁいわば残虐性を見せ付けたということか。それよりオモロイのは戴冠式ですよ。おそらく古代中国の封禅の儀を意識しているはず。霊的な山上での儀式、王の象徴としての武器に鉞（白旄黄鉞ね）を使い、象形文字らしきものが見えてた。そういう知識はこの作品公開以前にあったはずなのに、今自分が驚いているこの様子を考えると、おそらく初回視聴してたときには気付いていなかったっぽい。
なんかそれぞれのキャラが答えを見つけていた。なんか腑に落ちない部分はあるんだけど、流れとしては自然。タチアナの変わりっぷりがもうね。前にモランにシルヴァーナを一緒に降りるよう誘われたとき、告白されていたが、おそらくそのときに自分がクラウスを好きなことをモランが自分を好きなことゝで対比して冷静になったんだろうね。なんか人間関係や感情の推移を描くのに凄く丁寧な組み立てがなされていると感じる。
