企業の決算期にもあたり、でもそう売り上げが盛大に伸びたって話も聞かないから、総じてカネを市場にばらまいたゞけなんだろうな。企業も一時金をあげたってことだが、ベース分は横ばいだそうだし、内部留保金をちびちび吐き出しているっぽい。輸出品の売り上げが伸びたところで、それは必ず円高方面に振れるだけなんで、企業の業績が伸びるためには要するに国民にカネを吐き出させるってことに他ならない。それがカネ周りのよさにつながれば景気が上向きになるんだが、セコセコけちっぽく出した一時金を取り戻すだけであれば、また企業に還流して終わる。
どうするんだろ？、ユーロ圏が自分の手足を食ってかろうじて生き長らえているから、日本も負けじと手足を盛大に食っちゃいましたって、チキンレース。TPPもあちらはコメの関税を撤廃させるぞと息巻いているらしいし、安倍もこの危ない綱渡りを乗り切って逃げ切りたいところだろう。
ラジオを聴いていてもｹｹ中系の経済評論家以外は実体経済の空虚さを警告するようになってきたし、あとはいつプチバブルがはじけるかって段階なのかも。でもまぁサブプライムローンが警告されてはじけるまで結構時間がゝゝったので、持つのかもねぇ。しかし、円安になっても輸入穀物・鉱物エネルギー資源が値上がりして庶民には打撃。株価があがっても庶民の懐が暖かくなるわけでもなし、赤ん坊のでんでん太鼓で目くらましされて、さぞかし景気が良くなっていると錯覚している国民もまだいるんだろうなぁ。国会討論かなんかで麻生がはっきりと、今回の増税は、戦後の上げ幅では一番大きいとか言ってたぞ。こればっかりはウソを言わないのはたいしたもんだけど、マスゴミはだんまり。
