緋色の欠片 第2話

 オサキ狐だから尾崎はなるほどではあるんだが、語感が変わらないのが惜しい。
 しかしおーちゃんで喜ぶのか。よくわからんな。“姫”から“かわいゝ”という想いでもらったことが嬉しかったと解釈すべきなのか。
 OPといゝ、全編にわたって間が充分取られているとか、結構丁寧に作られていると感じた。蔵の鍵が落ちるタイミングは、なにか起こると見せかけてやっぱり起こらないじゃないか…え、反応した?って珠紀もおそらくそう考えてたんだなって思わせる流れがね。
 珠紀は玉依姫のことを知りたいといゝ、若き守護五家たちは今までしらされてこなかったのくだりは、どうなんだろ?。珠紀の前は婆サマをあの若者達が守っていた(と考えるしかないのだが)とすると、彼らは婆サマからその詮索を止められていたらしい。が、最后婆サマは珠紀自身で見つけ出さなければ云々言っていたので、守護五家を通じて間接的に婆サマの知識が伝わるのを避けたとも考えられる。
 オサキ狐を守ろうとした珠紀の姿はなかなか。そりゃまぁあそこで逃げたら物語が続かないんだけど、だからこそオサキ狐の危機を提示して玉依姫としての資質を視聴者に見せたってことなんだろうね。赤毛が怒っていたが、内心「部下を見捨てないところ、なかなか仕え甲斐がある」と思っていたゞろうことは素直に口を慎んだところからもわかる。封印は外部の敵から共同体を守ることであるので、姫が持つ特殊な力を自分の保身や我欲に使って、部下はそのために使い捨てだったら、そりゃぁ、ねぇ?。