ToLOVEる-とらぶる-ダークネス 第1話

 OPはKOTOKOと思ったんだけど。
 声がよく似ているのだが、KOTOKOでもなければLantisでもないという。声優も@伊藤かな恵が出ているのはわかったんだけど、どの役なのか混乱してしまった。しかも主人公であらせられるリトの声アテは@渡辺明乃でビックリ。
 視聴対象にしたのは、なんか最近お色気潤いが足りない作品選択だと感じたゝめ。夏色キセキと迷ったんだけど、こちらのほうが直接的なのであまりたいした感想を書くつもりがないことを前提に選んでしまった。
 原作未読、今までのシリーズも未視聴。もともとハーレムものだったらしいが、経緯がいまいちよくわからん。シチュ的にはあそびにいくヨ!に似ているのかな。王女様に見初められて権力につきそうだという説明があったが、そのせいかどうかわかんないが、主人公リトは命を狙われているらしく、たゞのお気楽な設定ではないらしい。
 というか、主人公は(リトの婚約者?のラヽの妹である)モヽらしい。結果そうなるかどうかは別として、彼女のミッションはリトゝ結ばれることであり、そのための理屈付けが一夫多妻制を採用する自星の制度。なにもヽヽが好きなリトが属する地球(日本)の制度に則ってアプローチをする必要もなし、もしリトが姉のラヽと一緒になって王だか皇帝だかになるのであれば自動的に彼は一夫多妻制に飲み込まれるわけであって、別に問題視するほどのことでもないんだよな。
 たゞ、「相手の立場・習俗を尊重する」ということをいったんおいた上で、「一人の男が女を独占することの是非」という問いかけはなかなかにして面白い。イスラム社会ではその能力があるのであれば4人の妻をもうけてもよいという制度らしいのだが、文化人類学的にみてなぜほとんどの社会では公式に一夫多妻制を採用しないのか?という命題になる。まぁ別に今の日本ですら登録上の妻とは別に、浮気相手が事実上の妻であるとかいっぱいゝそうなんで、そう話題にするほどのものでもないとは思うんだが、思考実験として面白いもの*1にはできそう。
 リトが男というより人間的に魅力があるというのはおそらく前作までゞ描かれていることだと思うし、リトが女にモテ、またリトも複数の女に好かれてまんざらでもなく、別に事情が許すのであれば添い遂げる女を一人に絞るつもりも(今のところ)ないというのが見て取れる。しかしおそらく原作者は一夫多妻制を否定する立場のもとで物語を進めるとは思う*2んだが、まぁそこらへん下心も膨らませながら楽しみにしていきたい。

*1:王女がなんで好き好んで妾の立場に甘んじるのか?という疑問は大いに湧くが。

*2:女を一人の男が独占することの是非を問うのであれば、多数の女を用意するのはそうだが、普通は男も複数用意するはず。が、それをやっちゃうと持てるもの持たざるものゝ対比がえげつなくなるので、それは避けていると見るべき。