シャイニング・ハーツ 〜幸せのパン〜 第10話

 牢屋ですか。
 異世界からの侵略とか、19世紀のアジアに侵略してきた欧米諸国なのかなと思ってみたり。王子は事情を知っているのか知らないのか、行動が早い割にはハープを弾いてのんびりだとかよくわからん。
 リックが剣士として目覚めようとしているんだが、どうなんだろ?。こゝでかけがえのない日常を守るために戦うって流れになりそうなんだが、壮絶死してしまうのか、世界を救ってしまうのか、どちらにしても微妙だな。順当なのは戦いの趨勢は他人が決めるんだけど、リックはその他大勢の一人として活躍はしたが救世主というほどでもないという立場。勝ってしまったら記憶も戻ってあの場にはいられなくなりそうだし、負けたら負けたで傷を舐めあって暮らしましたとさというのもカッコ悪いしな。超技術を持った侵略者というギミックも、上記の通り植民地を求めて荒稼ぎしてきた欧米と考えればそれほどファンタジーでもなさそうな気がしてきた。圧倒的な戦力(技術)差のなかで、庶民に何が出来るか?、青少年という精神的にナイーヴな時期に体験する激動をどう処理すりゃいゝのか、割と現代性はあるような感じがしてきたよ。
 今回はどちらかというとそれほど深く考えさせるものでもなかった気がするけど、それは次回以降にありそう。エルフの兄妹もそろそろしゃしゃりでてきそう。なんだかんだいって、かなりこの作品から目が離せなくなってきてますよ。