シャイニング・ハーツ 〜幸せのパン〜 第3話

 早くもセガお得意の胡散臭いテクノロジー登場。
 最后までつきあわないとわかんないんだけど、こういう仕掛けは何かのメタファーだったりすることもあるので、なんとも言えないな。戦場のヴァルキュリアは最后まで見てもわかんなかったけど。こういうのによくある設定は、主人公側の国は大抵日本のメタファーとなっていて、侵略軍はたいてい合衆国だったりする。で、自国が相手にやられちゃうと視聴者の意欲を著しく減衰させるので、えこひいき、つまり対抗武力をもっているという設定にするんだよな。この作品にはそういうのが見受けられないんだけど、今後の展開は予測不可能。この島に流れ着いたのが主人公と今回のカグヤなんだけど(あ、あとあの機械少女か)、物語の構造として、異邦人を装った自国人なのか、それともまんま他国人なんかというのも気になるところだ。それによってこの島がもともと必要のない争いに巻き込まれたのか、そもそもこの島にトラブルを抱える要素が備わっていたのかが決まる。
 普通前回までゞ、中世ファンタジーの世界ずっぽしだったのに、窯が壊れたところからドワーフに繋がるところでいきなり飛躍、カグヤも拾われて保護されるところまでは中世準拠だったのに、胸のペンダントが光りだして超常現象って、これも飛躍が過ぎるんだけど、実は自分は見ていて心の中では「あ〜あ」と思いながらもわくわくしていた。ファンタジーだから魔法と読み替えちゃうんだよね。良く出来た技術は魔法と区別がつかないって表現があるけど、それとは全く違うものゝ、置き換えて読んじゃったんだろう。力量自体は全然知らないんだけど、今回は監督自身の脚本だし、それなりに気合が入っていた模様。パンが幸せのためのコミュニケーションツールとしてかなり重要な役割を持たされていると思っていたんだけど、わりと早めに背景化してしまって残念。主人公の剣士設定なんてもっと後でも良かったような気がするが、その事自体は全体の構成がわからないと判断できないしな。まぁ嵐というのは変化の前兆だって役割だから、これだけがらっと雰囲気が変わるのは予想の範疇ではあるんだけど。