クイーンズブレイド リベリオン 第9話

 結構サムライぶりに期待してたんだけど。
 が、イズミはなんちゃってサムライだった。とはいえそれがダメってわけでもないんだよな。七人の侍でも一人実戦経験皆無の若い侍がいたろ。あんな感じかと。そういや傭兵をやとった村も一応自治組織って体裁だったっけ?。
 うーん、普通の街や村だったら、女王の兵隊が来たらほゞ降参の一択しかないんだけど、大人の守り手がいなくて撃退の選択肢を自ら作り出すってのは、現代日本に対しての呼びかけなんかな?と思ってしまう。いや、むしろ大人があの村にいたら、ヘタに降参してたかもしれないな。で、メッセージは「一人の覚悟」だったので、なんか燃える!。現実には衆愚でしかなく、またその一人の覚悟が橋下なんかに付託されてしまうと目も当てられない状況になるのは現に起こっていることでもある。が、イズミが守る村が全体を変える要点にはならないにしても、そういう状況が数生まれゝると変化はたしかに容易になりそうな気がしないでもない。物語の都合上、どうせ最后には生き残ってアンネロッテと再会って話になるんだろうが、現実にああいう村が結果的に滅びてしまうにしても、No!を突きつける行動が現実化したことに大きな意味がある*1
 マリアマリアと言うから、そんなキャラ前シリーズにいたっけ?と思ったらレイナじゃん。放浪してんのか。まぁクローデットの真意もわからんし、なんとも言えんな。さすがにレイナがクローデットの手先ってことはなさそうなんだけど。
 キャラの民族性が現代国家の性格と一致させてたりするんかな?とも思ったんだけど、そういうのもないっぽい。あ、あとアンネロッテは最后もうどこにもいかないとか言ってたが、農家の荷車に乗せられてしまったゞけで、自分があの場から逃げ出したって描写じゃなかった気がするんだが、そういうふうに受け取れるような内容であったのでオヤ?っと思った。もしかするとアンネロッテの中で何か葛藤があって、メムバーたちと仲違いする場面を、尺が足りないからあぁいう描写で省略しましたってことなのか?。まぁ本筋がしっかりしていて、それとはあんまり関係ないようなのでどうでもいゝっちゃぁそうなんだが。
 さて、そろそろ終盤にさしかゝってきたようで、なんかエンジンがかゝり始めたっぽい。あいかわらずのお下劣描写なんだが、結構筋の部分がしっかりしているようで「なかなかやるじゃん」よりはレヴェルが上のクォリティのように思えてしまう。

*1:だからこそ自民盗政権時代はデモが起きても極力マスゴミに報道させなかった