ガーデンアルム 訪問

 かなり前にコリダリスルテアなどを注文したことがあり、北海道由来の高山植物に強いナーサリーで、今回訪問しようというつもりはそもそも無かった。思い立って出先で地図を調べていってみようと思い立つ。
 場所は小別沢というところ。札幌中心部より南西にあり、どうも山の奥らしい。サイトにはちゃんと概略図があり、左股川緑地から上るというのを覚えてはいたのだが、手稲左股通へ曲がるところを間違ってしまった。円山公園を過ぎたところで曲がってしまい、藻岩山麓通を通ってしまうことに。琴似までいかなきゃならなかったんだよな。いちおう円山公園

 コンビニに寄って地図を見、道を間違ったことを確認した。そのとき買ったソフトドリンク。

 わざわざ山の裏側にまわるのも面倒だと思い、左股川緑地の正反対側から目的地を目指すことにしたのだが、これが大変。急な上り坂があったと思えば、

また急な下り坂…。画像を縮小しすぎてわかりにくいのですが、奥に大倉山シャンツェが見えますねぇ。

 というのが何度か続くのだ。宮の森中学を過ぎてこゝが小別沢の上り口。

 で、小別沢トンネルへ。

 さっきの住宅地のところもそうだが、このトンネル前の勾配もキツく、自転車は下りて押して歩くことに。アルムへの入り口も看板が無く通り過ぎてしまい、野菜の即売所?で聞き直し、また引き返してしまった。目印は小別沢会館。

 その向かいにさくら農園というのがあるのだが、そこと建設会社かなんかの間にある舗装されていない道を行くのだ。

 ようやく案内板が見つかって胸をなで下ろしたのだが、見通しがきかないのでどこにあるのかも不明で不安のまゝ先を進んだ。

 さらに進むと、Steven's stableという乗馬の店?かなんかゞあるのだが、その横を突き進むと、

 ようやく行き当たったのだが、入り口のそばにある建物はほゞ崩壊してしまっていた。

 どこに事務所があるのかと入りながら探すと、作業をしている人を見つけた。この人が店員さんというか店主(ご主人と二人でやっているらしい)で、いろいろお話を伺うことができた。自分はエゾエンゴサクが大学時代に気に入ってしまい、今まで何度も栽培にチャレンジしているのだがまともに育ったことが無く、そのアドヴァイスを受ける。
 店内だが、温室が数個あり、そのうちの一つが店主の休憩所になっているほかは、日向・日陰処理した作場という状態だった。もう店という体をなしておらず、ポットや鉢苗はケースに数株ラベルがあるぐらいで、何の植物か詳しい人でないとわからないという状態。しかも値札は無い。販売所というよりは育成所だった。

 店も趣味でやっているとご本人もおっしゃっていたし、もう好事家がもうすべてをわかったうえで取引を行うって形態。おそらくわかるひとにはわかる宝の山といった感じなんだろうなと思いながらも、自分なんかは高山植物でも極々一部しかわからないのでその価値もしくは何がどうであるのかさっぱりわからない。春の花盛りのころはさぞかしきれいなことだろうが、そのときに訪問できるわけもなく、残念というしかない。が、行ってみてスゴクよかったな。
 帰りはさすがに琴似方面に抜けることに。左股川緑地というのがあり、

 アルムに行く前はこゝが目印になるかと思っていたんだが、実は入り口から距離があって難しい。手稲左股通のこの交差点を左に、

 曲がるのだが、ちょっとわかりにくいかも。入ってすぐ右側に先ほどの緑地があるけど、わかるかな?。でもアルムに行くのはこちらのほうが絶対楽。