いやぁ、政党政治ってなんだろうな?。

 そういや今週んHKラジオで脱法ハーヴの特集をやってた。最近は腹を立てゝも実益がないのでアホらしいという感覚が支配するのだが、それでもなんていうのかな?、そうそう、居心地が悪いことには変わりがない。自分が大学生の頃、若者言葉にムカつくというのがあって、いやもちろん今でも健在だが、アレ、当時は下品な言葉として言葉狩りにあってたんだよな。あの感情が最近というか、今世紀になってよくわかるようになった。
 番組では覚せい剤や麻薬などゝ対比して、いや脱法ハーヴダメなんですよという論を展開してたのだが、オモロイのは「脱法ハーヴって法に触れるんですか?」という問いにはっきり答えないんだよ。違法性が高いだとかなんとかいって、じゃぁはっきり違反だとも言わないし、合法というのにも口ごもる。まぁぶっちゃけた話、脱法ハーヴは法律に違反していないから合法なんだけど、それ言っちゃうとマズいんだろうな。安倍晋三相続税を脱税していて、その場合の「脱」は法律の隙間をかいくゞったという「節税」とは違っていて、まるっきり法律に違反するという意味で使われているんだけど、脱法ハーヴの「脱」は法律には違反していないという意味で使われている。だから昨今脱法ハーヴで警察のお世話になった店があるが、アレは別に脱法ハーヴの件ではないのだ。別件逮捕とかそんなの。
 こういうのは国家規模の深い闇があって、例えば麻薬や覚せい剤なんかはそもそもが製薬会社のサイドビジネスとして成り立っている部分が多い。あまり日本の製薬会社のシェアは大きくなさそうで、それこそ産業のない国がケシ栽培をやってゝだとか、欧米の製薬会社が作った製品が回りまわって日本国内に流通してだとか、そんなのが大部分だろう。そもそも大麻だとか芥子だとかは個人でなんとかなったりするが、覚せい剤だと個人が製造するにはちょっとハードルが高い。しかし、流通過程ではたいてい販売組織が警察と持ちつ持たれつの関係で、それこそ暴力団だとか政治屋あたりに福沢印の実弾飛びまくりの世界である。
 まぁそんなわけで、法律に違反しなくとも麻薬・覚せい剤と同じ効果が得られるとならば、そりゃ麻薬・覚せい剤の利権者は「何ヒトのナワバリに手を突っ込んでんだ!」となるわけで、今や麻薬や覚せい剤で美味い汁を吸ってた連中の利権を守るために警察が尽力するという構造になってしまっている。いくら合法だからといって脱法ハーヴという商売をやってる連中を別に擁護するつもりもない。が、ダウンロード違法化なら一週間もかゝらずに法制化するのに、この合法ハーヴの件についてはんHKで偉そうなことをいっている識者とやらは、法制化は難しいだのとゴネていた。まぁこれが政治とやら、なんだろう。
 盗電の件もやってたが、これもまったくおかしいよねぇ。原発事故から一年以上経っているが、これ、本当なら事故から3ヶ月後ぐらいから新エネルギーの対策組織を作って今頃はもう原発抜きで動いてなきゃならないんだよ。新エネルギーがメタンハイドレートだろうと地熱だろうと太陽電池だろうと、一番実現性の高いものを決めて産業全体で転換してなきゃならないんだよな。そうするとそのための技術開発・生産・流通というのを立ち上げることができ、既存の電力会社が吸収している雇用よりはるかな大きな効果が得られているはずなんだよ。それが盗電の利権に絡めとられて極めて不経済な方向に突き進んじゃってる。国から資金を投入してもらってるのに値上げまでするとか、いや話にならんだろと思うんだがね。郵政は不効率だから民営化しろとあれほど言ってたのに、盗電は郵政とは比較にならないほど損失を出しながら、続けろと言う。子鼠の言ってたことは詐欺だったが、盗電の場合は国民全員の目が向けられていて、値上げと言うからには不経済そのものでしかないだろ。なんで民営化だとかつぶせだとかいう話が全く出ないかねぇ?。
 しかし民主盗の消費税増税にも腹が立つねぇ。小沢派が反対しても200人以上の民主盗代議士は消費税増税に賛成なんだろ?。衆議院で採決したら全政党のうち誰が消費税増税に賛成票を投じたか名前を表に誰かしてくれないかねぇ。