侵略!?イカ娘 総評

 上記の通り、田辺梢が出てきて今期のテーマってなんだろう?と考え始めたぐらいで、実はちょっとドタバタした平凡な日常をぼんやり視聴していた…という態度だった。あまり期待していなかったというだけあって、その分期待はずれということもなかった。前期の「あなたは一人じゃない」という台詞もどちらかというと唐突といった感じがしたものだ。まぁそう真剣に考えるつもりもないが、あらためて考えてみてもそう強いテーマが見つからない。
 特に今期は社会風刺も少なめだったということもあるだろうし、もともと自分はこの作品をサザエさんポジションと看做しているので、ちょっとゆるめの作風はこの作品特有のものとしてそう間違っていないとも思う。。で、いざ振り返ってみると、キャラが立っているにはいるんだが、なんかあまり前に出てくる感じでもなかったな。突き抜けてないわけでもないんだけど、でも突き抜け感はそれほどないというか。早苗あたりがはっちゃけているんだけどイカ娘に早々にあしらわれるし、清美との絡みは増えたがじゃぁ侵略部たちとキャァキャァ騒いでいるというほどでもない。たゞ、それがマイナス材料かと言われゝば、それも違う。なんか不思議な感じなんだよな。今まで感想を書く段になって、どこか深く考えるのを拒否させられているという感じかな。まぁ深く切り込むのも野暮ではあるんだけどな。
 というわけで、自分としてはなんかもどかしい感じが否めないところはあるんだけど、それでも必要にして十分には楽しめた。なんかこの第2期の終わり方だと次期はなさそうな気もするが、それでも続編があるのなら多分ぼんやりと見るに違いないと思う。特に減点要因もないのだが、というより自分が読みきれてないと思うのだが、ちょっと辛めにおもろとしたい。