たまゆら〜hitotose〜 第6話

 麻音、形成外科の宣伝は下品だから…。
 まさかの麻音担当回。シリーズ前半はキャラ紹介で構わないと思っていたので、そろそろかおちゃん担当回があるだろうと思っていたのだ。が、ちらっとパティシエ志望のきっかけの説明があったのりえでもなく、調香師の志望動機がさっぱり明かされていないかおちゃんでもなく、麻音とは。
 今回の見所というか、こゝぞ!という見せ所はそれぞれのパートにひとつずつあって、Aパートは形成外科のアレなんだけど、Bパートはのりえが手を差し伸べるシーンなんだろう。麻音の口笛の意味するものがのりえにはわかる…というのはさすがにファンタジーだと思うんだが、それを前提に、麻音が口笛を吹いて、さぁのりえがその意味するところをわかったとして、じゃぁどういうポーズをとるのかは、さすが間の取り方、見せ方がうまいなぁと思わざるを得なかった。自分なんかはのりえはにっこりわらってそのまゝ台詞に入るのだと思っていたが、大きく広げた掌をアップにして、カメラを引いて全身を写して徐々にのりえの笑顔を露わにしていく手法は、ちょっとした腕の見せ所だったと思われる。
 まぁそういうわけで、なんであの騒々しいのりえが如何にも繊細そうな麻音の口笛の意味するところを理解するのか不思議な設定というか、まぁぶっちゃけファンタジーではあるんだけど、確か小町との料理勝負では物静かに小町を見守っているシーンもあったし、もともと共感能力の高い娘なんだろうなと思わせるに十分。っつーか、ダウナーなのりえ可愛くね?。本人も言ってたが黙ってたら男がほっとかないだろうに。