なずな、一年で育ちすぎ。
小鳥遊だけでなく、他の人も結構壊れているなと思わせる。職場としてはこれでいゝのか？と思わせるハズなんだが、あんま危機感が湧いてこないな。なんのかんの言って廻っているというか。
山田兄の話を引っ張るか？と思いながら見ていた。まぁ別に自然な流れだとは思うんだけど、一旦レギュラーメムバーの日常を描いて後日再登場なんだろうと思っていたのだ。あ、あと、山田が兄の姿を見つけてそゝくさと隠れるって展開なんだと思っていたよ。まさか相馬が隠すとはね。
で、相馬はなんで山田を兄の目から隠すのか？と考えてみて、まぁいつもなら「そのほうがおもしろそうだから」に行き着きはするんだけど、そうでもないらしいというのがまた新鮮。小鳥遊がモテる伊波に嫉妬するだけでなく、どうも相馬も山田に愛着を持っている模様。山田が家族から逃げているからその手助けなんて、たゞの言い訳だろ。
小鳥遊の伊波に対する護身術の封印もなにげに面白かったな。女に使うと後が怖いとか言ってたけど、まぁフツーに考えりゃ他人にそう遠慮なく使うものではないという自制が効いていたゞけだと思うがね。それが嫉妬心だとか、なずなに背で並ばれたショックで壊れていたとかそんなので、自制が効かなくなったとかそんなのとか妄想してみるんだが、大意には関係は無いなと。
さて、そうなるとペアリングがしゅーりょーしたな。余る女はぽぷらなのか…。いや、レギュラーメムバーで一番まともで（自分にとっても好みなので、あまったのを持ち帰っていゝのなら喜んで持って帰るのだが。）、なんか切ない気持ちになってしまうな。が、よくよく考えてみれば、一番まともなキャラクターが他キャラ同士の橋渡しのために物語上わざと一人になるってのはよくある構造ではある。ラブコメってのは特にペアの二人の可笑しい行動が見ものになっているわけで、そこは冷静に物語の進行役が他に要るわけだ。進行役だからそいつが場を荒らしてはならず、かつ見世物としてのラブコメをそいつが演じるわけにもいかず、かつマトモな恋愛をしてみせたりすれば、それは他のペアの見せ所を奪ってしまう可能性が高いから、現実にそんな人間がいるのならかわいそうにということにはなるな。
さァ、あと5話ですか。第1期とちょっと様子が違うのが、今期はこのワグナリアが理想の職場であるって視点がかなり薄められちゃってるなと。恋愛沙汰が周囲を振り回すってのは結構キツいものがあるんだが、どうも脚本はこれがコメディであるってことを意識していてバランスを取っているらしく、職場として荒れているという感じはあまり無い。キャラを際立たせるために場を荒らすって展開はあるかもしれないんだが、収拾がつかなくなるってことは無さそうだなと。そこらへん安心して視聴していられるってのは強みだとは思う。
