Working`!! 第7話

 今回は難しい話だったみたいだな。
 自分の勘違いかもしれないが、小鳥遊がどうやら嫉妬したという話だったらしい。あれだけ取り乱したら小鳥遊は伊波を意識しているということにしかならないのだが、だからといって伊波を異性として好きだと認識しているというわけでもないというのも示さねばならず、で、視聴者に対してはどっちつかずの状態に留め置かなくてはならないという。逆に伊波に関しては、小鳥遊に好かれたいというのは基本に、でも新キャラのアタックに対してまんざらでもないかもしれないという選択肢も残さないと…ということなんだろう。原作は4コマだそうだから、そのへん感情がウエットであるというのを示さなくてもよいわけで、それを一連の流れにまとめて情感をプラスするというのは結構な大作業だ。ましてや原作の雰囲気を壊してはならないという縛りをかけているのだとすると、ストーリーラインの苦労は察して余りある。
 で、申し訳ないのだが、やっぱぎくしゃくした感じを受けてしまった。なんか相馬の扱い方を持て余しているような印象だ。自分なんかは相馬に余計な芝居をさせないほうがいゝんじゃないか?と思ってしまうのだが、レギュラーメムバー全員を今までの蓄積も表現しながら小鳥遊に関わらせる必然性は確かにあるとは感じる。が、この仕上がりでもうまくやっていると思われるし、次回相馬にうまい動かし方があるが故の仕込かも知れずでなんとも。
 OPに山田兄の姿があったが、今まで姿をみせてたっけ?。ぱっと見て山田に似たウザいキャラだなぁぐらいには気付いたのだが。前回までのOPに登場していたかまでは覚えていない。っつーか、今回眼福だったのは伊波のバスとアップの描写。別に色っぽいというわけではないんだけど、若さではちきれんばかりでありながら、かといって女っぽさを強調するいやらしさを全く感じさせない体つきが、なんかホント健全な高校生って感じだったな。媚びでもフェチでもない、ありのまゝを意識していながら、かといって全く自然ってわけでもないという。最后の動物コスプレが趣味全開の媚び媚びだったから、絶対意図して描いているんだろうけどな。あのこだわりだけは脱帽だよ。