Blood-C 第3話

 中諏訪ってことは、山梨が舞台か。
 ようやく民間の犠牲者が。犠牲者が町で一つしかないパン屋、人間が生活する上で欠かせない食の分野が、列車という近代の形に喰い物にされるというものだった。ふるきものだというから、祖霊や土着神なのかもと思ったんだが、前回の想像のように、そうではなく、だいたい近代以降からの日本国民からの搾取を主とする権力構造を示しているので構わないんじゃないかと。いや、まだ断定は早計だが。
 穏やかな日常の描写なのかと思っていたんだけど、小夜をネタにTVの否定とか結構面白かった。自分なんかはTVはもうアニメオンリーで、ニュースや天気予報すらラジオやネットなんだけど、それで不便無い。高校生が遊びに行くところとして、やれカラオケだのゲームセンターだのというものを取り上げている作品もあるけど、本作は頑なに拒否してる感じだな。あんまそう強い提示だと感じないんだけど、人間本当に生きていくのに必要なモノは何か?、不必要なものはできるだけ削ぎ落とすって方向性を見せているのかなと思わなくもなかった。ホラ、そういや携帯端末の描写もまだ見かけないし。