夏目友人帳 参 第3話

 老木ならば、少女の姿はおかしいのでは?。
 ん〜、なんだろ?、中盤からのひっくり返りようがまた堪らんな。夏目を喰うってところがミスリードだったのか。人の形をした村崎に会う前に、柴田は藤の老木になんか情けをかけていたなんてステップがあってもよさそうなんだが、まぁなくても別に困らんわな。公園にある藤の木であれば、花見の人間の盛況ぶりを懐かしみ落魄ぶりを示してもよかったのだが、やけに一対一の繋がりにこだわってたなぁ。ざっと振り返ってみても村崎がどんな弱者のメタファーなのか、それこそ独居老人というラインはこのストーリーでは否定されているから、ちょっとわからないな。というより、今回は人を信じることってのが主題らしいので、社会的背景はないと見るべきなんだろう。
 これだけの経験を積んできたなら夏目もゝうかなり他者の気持ちのわかる人間になっているはずではあるが、やたら人間としての深みを増すようなトラブルばかり巻き込まれるよな。いや、そりゃ夏目が人として落ち着いてしまってトラブルとは無縁の存在になってしまっては、お話にならず、こうやって毎回視聴者を泣かせてくれるってことにはならないのではあるが。