ちょっと気合を入れてんHKの日曜討論を聞いてみた。

 実は内田樹情報リテラシーのエントリーを読んでいて、よし、こゝは一丁んHKの世論操作をとくと拝聴でもしますかねといった気分で試聴してみた。まぁ結構面白かったのだが、その理由が、内容に見るべきものがあった…というのでは絶対無く、やはり世論誘導は確実に行われているなと感じたというもの。言葉足らずのブコメも上記エントリーに投げてはいるが、いや、どうだろう?。ホントマスゴミは直接的・間接的に拘わらず自分に都合の良い様に議題の設定もし、演出もするし、もちろん捏造も行っているだろうという前提のもとに情報を受け取らなければスゴク危険だ。民放は言うに及ばず、んHKなども、社会の木鐸を称すること自体おこがましい。というか、んHKは海外で言えば国営放送なわけだから、政府に都合のよい情報しか垂れ流さないだろってのは、常識以前の認識にしておかなければならないな。
 日曜討論の議題は、復興財源というのが一つ、社会保障と税というのがもう一つの二本立てだったのだが、なんか色々考えなければならないことがあるようで、言いたいことが錯綜しそうだ。いや、まづ野田政権って確かに最初っから増税って言ってたけど、例えば空き菅が消費税増税を言い出して、参議院選挙で負けた。あのときも消費税増税の必要性を肯定的にマスゴミはわざわざ世論調査まで行って、増税やむなしの結論を作ってから垂れ流していたんだが、そのへんの反省は無いのか?。震災後もせっせと増税すべきの声が多いですよといった世論誘導をマスゴミは行ってきたわけなんだが、まづ、その辺の「本当に国民は増税を望んでいるのか?」といったことから疑わなければならない。
 そして話は飛ぶが、野田政権直後にこれまた垂れ流されていた小沢党員資格停止解除の世論誘導だワナ。小沢派は一貫して国民との約束を守れといっているわけなんだが、自分なんかは小沢というより、民主党の公約を(半信半疑ながら)信じて民主党候補に投票した。それを鳩山はいくつかは忠実に実行もし、その中で挫折もして変更を余儀なくされたのだが、彼が首相を辞めたのも公約を守れなかった責任を取ったからであり、同情の余地もあり、筋を通していると思っている。が、その後の空き菅は堂々と公約を破り、鳩山が実現させた公約も平気で反故にして自民盗政権時代の方向に舵を切った。非常事態に際しても自分の見せ場だけ気にして対応や復興の邪魔にしかなっていなかった。今になって震災対応は間違っていなかったんだという情報リークをしているが、その時言えよという性質のものばかり。で、野田も堂々と増税路線という公約破りを目指しており、他の公約も実現させようとする姿勢がまったく見られない。そもそも民主党の成立が鳩山・空き菅・小沢の三者のおかげであり、それがゆえにトロイカ体制だと言われていたと思うんだが、特に民主党が政権に就けた最大の功労者小沢を民主党議員がこれだけ叩くという異常な状態にこちらは茫然とするしかない。政権をとる前に小沢は「民主党には政権担当能力が無い」と言っていて、そのとき自分は「え?、ヲマエが言うか。」と思ったものだが、こうやって空き菅・野田のコンボを見せ付けられると、感慨深く受け止めるしかない。そして、実際に小沢が今言っている事はまっとうなことがかなり多いわけなんだが、んHKが発表した党員資格解除の世論調査の数字は小沢の党員資格解除を認めないというもの。国民は小沢を支持していませんよといった世論誘導を行っているワケだ。で、増税野田の内閣支持率は高い。いや、小沢が政権中枢で力を揮った場合、言ってたことを反故にするなどの、国民を裏切る行為をしないという保証はどこにもないわけなんだが、彼は筋を通そうという風に見える。政権獲得時に民主党に投票した層はかなりの部分が小沢に共感なり同情なりしているハズなんだが、そういうのはマスゴミは数字の捏造をおこなっても報道しないだろうし、その数字にだまされた層は、その嘘数字に接する時間が長ければ長いほど、そのまゝ反小沢派になってしまう可能性が高い。
 ブログ界隈を見ていると、まだ脱原発のスタイルで人気取りを行った空き菅を評価している人が多いのだが、正気か?と思う。自分はどちらかといえば脱原発のスタンスではあるが、空き菅が居座ったとして、脱原発短気短期に実現するかどうかは疑問に感じている。結局のところいくら脱原発という考えが正しかろうと、実際にそうなるかどうかは別問題だ。原発利権派が強ければ、そのうちマスゴミを通じて原発やむなしの風潮が醸成されるだけだし、原発利権派が日本でいくら権力を握っていても、世界的潮流で反原発という流れになれば、核兵器の原料維持という側面のある原発を日本が持つ事はまかりならんと、宗主国を中心に圧力がゝゝるだろうから、脱原発にならざるをえないだろう。マスゴミだって、メルトダウンといった隠しようも無い事態になり、国民の怒りが頂点に達した段階では、「それでも原発は大丈夫といってしまったら本当に信頼されなくなるから、今は脱原発の主張をしておこう、どうせ時間が経てば忘れるだろうから」といった判断をしたに過ぎない。空き菅が脱原発の立場を取ったからといっても、それが脱原発の方向に少しでもプラスになるわけではない。仮に脱原発が実現される日が来るとして、その日を一日でも短い方向にずらす効果が空き菅にあったか?と言われると、それは全然無い。仮に空き菅が「それでも原発は必要だ」といった態度を取った場合、それは国民の怒りを増す方向に作用するわけであり、その分脱原発への道のりが、意外ではあるが実は近づく可能性が高い。むしろ脱原発と空き菅が言うことにより、ガス抜きの効果が現れて、脱原発の圧力は弱まってしまう。なんつーか、脱原発というスタンスは目くらましであり、それで空き菅を評価している間に、掏りによって盛大に懐から大事なものを抜かれてしまっているわけだよ。短期的に見れば脱原発の意見が盛大に発せられ、それは脱原発派の「やっぱり自分は正しかった」といった満足が得られはするが、その実本当に脱原発の方向に進むとは限らない。長期的に見れば、どう考えても原発利権派の致命的なチョンボであるのに、脱原発派の適度なガス抜きができて実勢には対して影響を与えなかったな、たしかにタイムスケジュール的には遅延が発生したが、原発支持のキャンペーンを大々的に張るよりマシな結果になったなと思ったに違いない。むしろ自民盗などの一部の原発利権派が反省の態度を示したことにより、「もしかすると脱原発に進むかも」と、脱原発派を糠喜びさせることができたと考えているぐらいだろう。まぁ自分はネットのすべてを網羅しているわけでもないしできないのではあるが、脱原発派が空き菅を結構支持していることから、原発利権派はこの危機的状況の中、よく自重したと思う。自重することによって脱原発派を油断させ、実質使用年限で自然廃棄まで国民は我慢するしかないぐらいのポジションを得ることに成功していると思う。原発利権派の行ったTMによるヤラセも結局のところガス抜きの効果しかなかったように思う。いっちゃぁなんだけど、あのヤラセって基本問答無用で刑事罰の案件だぜ?。最低でも即刻営業停止処分にする内容だろ。関係者による内部処分ですますのだったら、六法に信用は全くないわな。そしてあのヤラセを暴露したマスゴミに拍手なんて思ってはならない。既に外部に漏れてしまって現地では公然の秘密になっていることを全国に拡大したに過ぎないワケだよ。どうせこのヤラセに関して実質的には償いはされないだろうし、とかげの尻尾切りにあった人間が、その後関連団体で甘い汁を吸っているようなことなどの追跡取材もかなりの確実性で「されない」。
 まぁそういったわけで、小沢の足を引っ張るのも、空き菅の延命にも、マスゴミによる情報統制のおかげによる風潮だろう。いや、その主犯がマスゴミだというつもりもない。むしろマスゴミはその上位構造の意に従って世論操作をしているに違いない。そしてその上位構造が、宗主国様なのか、それとも権力維持の為に宗主国様に進んでご機嫌取りをしている層なのか、それとも宗主国の意に関係なく権力闘争で足の引っ張り合いをしている層なのかはまだまだ判断がつかない。が、実際のところそういうのは今のところあまり実勢を変更するのにそんなに重要でもない。まづ我々が認識しなければならないのは、日本人の大部分がマスゴミの影響を強く受けており、そしてマスゴミは(上位構造の手先として)平気で国民を今、この瞬間にも、盛大にだましているということだ。まず、そういう前提を持った上でマスゴミの情報に接するべきだ。彼らの流す情報だが、事実のほうが嘘より割合は大きい。が、事実の並べ方、嘘の織り交ぜ方によっていくらでも彼らの都合のよい方向に世論誘導は可能だ。
 っつーわけで、かなり長くなったな。日曜討論の内容も結構忘れちゃってるだろう。一まづ擱くことにする。