そふてにっ 第9話

 おねティー予告?。
 前回からの続き。といっても、琴音が家出したのをすっかり忘れてたよ。で、かえる決心をするのが早いな。いや、もたもたされても困りはするが。
 ミッシーに甘える琴音は、よくよく考えたらめんどくせぇ女そのものなんだけど、なんでかな?、可愛らしく見える。いや、なんつーか、昨日のフリージングでもそうだったんだが、パンチラとかそんなのよりも、女の見せる可愛らしい態度のほうに萌えてしまうんだが、なんでだろ?。正直、アニメのあゝいう描写って、自分ではなかなか自覚できないんだけど、絵的にも声当ての演技でも、すごく過剰になっているんだが、いざ視聴している最中はあれを自然と思っちゃうんだよな。いや、あんな表情、リアルで見せたりしねぇだろってなもんだ。
 今までは不器用ながらも直球勝負で、いわゆる少女的な琴音の有り様に参っていたんだけど、今回エリを面白く感じたな。愛情表現はむしろ琴音より直球でありながら、周囲のことを念頭に置かない娘なのか?と思っていた。が、今回琴音を揺さぶってきたところをみると、決して周囲が見えていないわけでもなく、むしろ周囲に対して隠したりすることなく正々堂々とミッシーにアタックしているワケだ。で、エリは琴音の気持ちを知っていて、それで抜け駆けということではなく、正々堂々の勝負を仕掛けている。今回はインヴィジブルカウンターの餌食にするために琴音を嵌めたという形になっていたが、エリ自身が実は考えて行動している娘であり、それは客観的にみても公正な態度であるということが示されていたように思う。対して、家出から帰還中、周囲の目が無いのをいゝことにミッシーに甘える琴音のなんてズるいこと。
 で、この作品が前々から言っているように、海外向けも意識したものであるということを考えると、やはりエリのほうが礼儀正しくて、琴音はチートだよって見られると思う。人前で愛情表現など、個人的感情を吐露するのは幼稚な行為であるといった日本の常識をもってしても、手順を踏んでいるのはエリのほうじゃないかと日本人の自分でさえ思う。好きであると宣言して、周囲の目に許容されるだけの行動を探りながらミッシーに懐いていくエリと、感情の起伏が激しく、口では好きといわないからコードを守っているかもしれないが、ヘソを曲げた時にはむしろミッシーに気遣わせる琴音では、やはりエリの方が大人だろうなと思わざるを得ない。いや、別にエリにやりすぎの面がないとは言わないけどね。琴音のほうが幼稚であるという晒しは、たぶん海外向けの理解が得られると思う。これが日本文化なんだと。で、それは決して奥ゆかしいものとして表現されてない。海外の視聴者は安心してエリと自分を同化して、まるで動物園の檻の中の動物を見るように、日本人キャラを戯画的に見ることだろう。そしてその観察眼はおそらくかなり客観的なものであると思われる。