Aチャンネル 第6話

 ん〜、今回は何がテーマだったの?。
 というか、あんまり1話を通底しているテーマを捜す気にもなれん。やっぱよくわからんな。ユー子のドジっ娘ぶりもなんかありえねぇといった感じだ。火事云々とか実は知ってゝボけてるだろとか、忘れ物にしても何しに行ったんだ?と疑問に思うばかり。ユー子のあわてぶりを見て、ナギのようにイジる楽しさを求めているんだろうが、ノリは良くないし、おもしろい構造を見て取れるというものでもない。正直用も無いのに蜂の巣をつゝいて大騒ぎしている不愉快さが感じられた。
 いやね、OP動画見てると、いかにもお洒落だし、音楽も洗練されているんだよ。台詞の間の取り方も本編のキャラの動きっぷりも不足は無い。なんか純粋にテキスト部分のヒット率がやけに低いような気がする。ローカルヽールとか、インナーワールドを見せられて、口を空けてというほどではないんだけど、「これ、オモロイだろ?」なんて問いかけが感じられて、あまり共感とか心を奪われるということが無い。
 いやでも、以前述べたとは思うんだが、この作品って日々酷くなる労働環境に苛まれている社会人、まぁ言うなればM1層だとかに高校生時代のバカやってのんびりしてた、ある意味幸せな時代を見せているんだろう。星架かのようなゲーセン・カラオケといった、お約束的時間の潰し方というので濁していないワケだよ。あのおだやかでもう帰ってこない、うつくしくはないけど利害関係のあまり絡まない肩から力の抜けた幸せな時間の過ごし方ってのを、必要以上に美化してない。というより全く美化してないんだよ。まさに等身大の青春時代。いや、青春って言ったって別に燃えたり発情したりするわけでもない。製作者側もそれを期待し、また視聴者もある程度はそれを求めているという、ノスタルジー補正がほとんどかゝってないんだよ。高校時代はのんびりバカやって楽しんでたよな、でも後々から考えてみると大した時間の過ごし方でもなかったよな、でもそんな平凡で他人にどう思われるか気にしないでだらだら過ごしていたあの時間がひたすら懐かしいってトコか。そういった意味では、この作品は等身大といったテーマから逃げてはいないわけだ。
 だがなぁ、自分としては視聴モチベーションの上がらない作品であるのもまた事実だったりする。