空き菅の権力へのしがみつきにはホトホト弱る。正直自分は郵政民営化の見直しなど民主党の公約を信じて投票した（というか自民盗には投票しないという行動なのだが）のだが、空き菅が総理大臣になって*1ことごとく裏切られたという気分だ。そもそも空き菅が消費税増税をするぞと言わなければ、参議院で民主が過半数を確保して、今頃は民主党の公約がほゞ通っていてもよさそうな頃合だ。
が、現実には空き菅が総理大臣の椅子にしがみついているのを引き摺りおろすために、民主党が泣く泣く自民盗の要求を次々と呑んでいる状況だ。空き菅の辞任のために民主党が代行して自民盗政治をやっているというワケで、これを悪夢といわずして何といおう。
ヤフー政治のアンケートを見ると、確かに内閣支持率も低いし、自民盗の支持者のほうが民主党のそれより多い。201107 アンケートトップ。だが、年齢層の分布を見ると、20代30代は自民盗支持が多く、40代50代60代は民主党支持者が多い。いつもなら老人は自民盗支持者が多かったと思うんだが、自民盗が政権の座を転げ落ちて、まだ民主政権のほうがマシと感じている層はいるのだろう。高年齢層は社民や共産の支持もあることから、民主支持というよりは、反自民といった色合いが強いということになると思う。
で、空き菅の存在意義として反原発色というのを挙げる人がいる。自分なんかは、政官財の利権トライアングルが反原発で、国民の大多数が原発支持なら、やはり空き菅は人気取りで原発支持をするだろうと思っている。国民の歓心を買えるトピックが反原発だから、それをしているだけで、別に彼自身の信念だとかそうすることが正しいと思っているからではないと思っている。確かに空き菅がたゞの人気取りのためだけに反原発を唱えているのだとしてもそのうちに、原発を無くしてしまえという主張は一理ある。が、今起きている原発災害は、その対処を最大限行うべきではあるものゝ、今後日本が反原発で行くかどうかの議論は今行うべきではないと思う。それは政権交代時に話題になっていなかったろ。それよりも優先してやってほしいことがあり、それは確かに民主党が政権をとる時に言ってたことであり、まさにその為に民主党が支持されたわけだろ。ところが今民主党がやっていることは公約と正反対のことだ。それも空き菅以外の民主党議員は泣く泣くやってることだと思うのだ。もしかすると、４K*2とも言われる民主党の公約は、やってはみたものゝ、問題が多くてこれを機にやめてしまおうという向きもあるのかもしれぬ。が、民主党がやるといった公約が審議入りすらせず時間を浪費していく様を見るにつけ、空き菅への怒りは益々高まってしまうのである。一説によると空き菅が総理大臣のうちに孫を誕生させたいための延命という人もいて、そういった国民とは全く関係のない私事で振り回されるとたまらないのだ。
しかし、本当にどうなんだろうな？。民主党も公約実施を辞めたくて、空き菅が駄々をこねているから仕方なく自民盗案を丸呑みしてるという形をとっているだけなんかな？。まぁ自民盗の案ってのは即ち合衆国の要求なのであって、民主党も合衆国サマには逆らえないからこういう形で自民党案を丸呑みしているだけなんかもしれないのだが。どっちにしても国民に対する裏切りだよね。そうでないんだったら、早く公約実施のための努力をしろって思うわな。っつーか、空き菅、辞めろ。
