Rio-Rainbow Gate 第3話

 下品と思っていたオーナー・ハワードが、そうでもなかった件について。
 ハワードってセクハラ親父かと思ってたんだけど、商売には真剣。リオと二人きりになっている場面でも鼻の下を伸ばしてないし、なんか不思議な感じ。リオに裸になれだのエロコスを指示したりするときも鼻息が荒かったから、てっきりスケベかと思ってたんだけど、すべてがカジノのための行動と思って振り返ってみると、確かにハワードは下心があるようには見えない。
 とすると、ハワードのカジノ経営の動機が今一わかりづらいな。まだ3話だから真意なんて明かさないのだろうが、金儲けに邁進しているというふうにも見えず、カジノ経営で顧客に夢を与えるっていうふうにも見えない。今までの様子からだとイベントで盛り上がったりするのが好きなように見えるが、まぁ別にハワード自身がそのお祭り騒ぎを楽しむために…ってんでもなさそうだしな。この作品の視聴者に対してはきっかけ作り役としては重宝しているが、本筋にはあまり絡みそうにないキャラ作りだな。
 前回はリオの造形がぽっちゃりだと言及した。で、リオに着せる服が割と魅力的だ。てっきりパンツアニメになってしまうんだろうと思っていたのだが、それほどでもない。ディーラーの制服もスリットが入っていたり、胸元が強調されている割にはパンチラは抑制されている。かといって、水着シーンはあるワケで、目の保養になるといえばなる。今回だと胸元が開いているとはいえ、露出の少ないドレスで勝負したりするわけで、このリオの着せ替えは結構楽しみになっている。となると、ハワード(っつーか、スタッフ)の「リオのキャラをカジノ(作品)のウリにする」という態度は現に成功しているとはいえる。決して恥じらいがないわけではなく、あけっぴろげではないんだけど、健康的なエロというか、このお色気はいゝ線いっているとは思う。
 話は…、まぁどうもテキスト担当はB級を狙ってきているようなんで、それほど期待してもなと。本気が入って湿っぽくなりすぎてもいけんだろうし、コメディというよりはドタバタを楽しむという方向性なんだろう。が、新しいディーラー、リナの登場で変わってくるのかな。