伝説の勇者の伝説 第18話

 ローランドの特権貴族も一掃されたようだし、シオンの無能さがエスリナを殺す事はなさそうだな。
 アルファ・スティグマってのは、「魔眼」と呼ばれるものゝ一種らしい。で、それに関連させてOP画像に登場する新キャラが出現。で、どうやらクラウに関係があるらしい。うーん、ローランドに魔眼がいるから、相手にも付け加えてバランスを取った?。
 今回のサーヴィスエピソードはキファを口説くレファル・エディアらしい。多分この作品が女の子向けなんだろうなというのはよく言及していることなんだが、原作者の鏡貴也って、名前のイメージからすると男だと思っているんだけど、本当は女だったりするのか?。あの口説き方は男である自分にとっては恥ずかしいことこの上ない。いや、構造自体は、相手に自由度を与えておいて、しかも口説かれる価値のある存在だと主張しているわけで、言われた女はウソクセーと思いながらも、決して悪くは思わないんだろうなという気はする。が、自分が女ではないので、あんな口説かれ方を受けるはずもなく、どうもこっ恥ずかしい。
 クラウがまた見せ場を持って行っちゃってるな。仲間を救おうとするからこそ自分が救われ、信頼される。これも男にも響くが、女にも響くわな。そういや歴史を振り返ると、イメージとしては、司令官が腕力も統率力も両方兼ね備えているって存在だったのは、古代あたり、せいぜい中世までのような気がするな。中世から近代にかけて、司令官に要求される能力は調整能力に変化していくわけなんだが、さすがに物語では前者のほうが燃える燃える。
 ミルク隊長は惜しかったな。ライナーが出奔するとわかっていなくても、ストーカー紛いの行動であとをつけていたなら、さすが愛の力とでも褒めたいところなんだけど、単にミランにさらわれただけとは…。
 というわけで、話としてはごちゃごちゃしただけなんだけど、動きが激しくなって断然面白くなってきたように思う。いや、がらくた箱をひっくり返した感じの面白さではあるんだけど。ミルク隊長の拉致話は明らかに視聴者に対するひっかけだよなと。そしてそういう単純な仕掛けに引っ掛かってしまう自分のまぬけさがいとおしい。