伝説の勇者の伝説 第12話

 クラウのツンデレ台詞へのミランの対応、あれ、言葉責め?。
 というわけで、ミランの立ち位置が確定で良いのかな。フロワード公爵にどうやって取り入ったのかゞ想像されて、腐女子のネタに。しかし父親に対しては受けでもクラウに対しては攻めなんだ。
 フロワード邸での企みは予想できたんだけど、ステアリードがミラン側だったのが意外だった。でもまぁステアリードはさらに北の大国の操り人形だったようだが。ピンク髪の男の顔見せは、リアリティを考えると余計なのだが、提示しておかないと混乱要因が増えるだけなんで、スッキリさせるためには正解なんだろう。話をもたもたさせる理由は無いし。
 シオン側も今のところ特筆すべきところも無いのかな。クラウを差し向けたのも、ミランの真意を汲んでのことだと思うが、ミランが反逆となればクラウに討伐させればいゝわけで、そこらへん頭は良くなっている気がしないでもない。実力があれば平民でも…とかというのもいゝ判断なのか迷う。彼らが行った提言が必ずしも的を得ているかどうかはわかんないのだ。例えば今の日本で提言なんて広く集めたら、クレーマーの我儘が多くなったりするワケだよ。そんなの一々マトモに取り合ってはいられないだろ。ましてや私腹を肥やそうとする人間ほど声がでかいわけで、そういう雑音を取り除く作業からして大変。そこらへんシオンが有能で、上手く差配しているって設定なんだろうけどな。
 フェリスの態度も良くわかんないな。ライナーに於いて彼女はオラクル的立場なんだけど、わざと嫌われようとする姿は不自然極まりない。彼女の歳に似合わぬ物事の見据え方も含めて、なんか暗い過去がありそうな気はする。ED絵もフェリスが傷ついた絵がスクロールしてたしな。
 話としては安定した面白さが感じられるようになった。ミランのポジション確定は、安心できる反面、味方か敵かわかんないって立ち位置こそが面白かったりするので、手離しで喜ぶのもなんだかなぁってとこか。でもまぁいかにもバカそうなクロムがミランの背中を守る構図は燃えるものがある。まさに刎頚の交わりってとこか。もちろんレンちゃん*1がクロムで、リンちゃん*2ミランね。出奔しているキーファーもしばらくぶりの顔見せで、自分的にようやくキャラがしっくりきたような気がする。で、もう半分終わっちゃったのか。

*1:廉頗

*2:藺相如