真・恋姫†無双〜乙女大乱〜 第4話

 民に重い税を課した上に、大規模な土木工事を起こし、逆らうものは片っ端から捕まえて牢に入れてしまうため、民のあいだには怨嗟の声が満ち満ちている…という悪政って、どこの自民党なんだか。
 どっかで聞いたことのあるエピソードだな…と思っていたら、原型は森の石松だな。暴れん坊がなにかのきっかけで変わるってのも、どこかにありそうな話だし。森の石松は封印を切らずに死んだが、魏延は死なずに追っかけになりましたとさ。あと、ラーメン二郎と次回予告にR.O.Dのネタがあって、わかるものにはニヤリとさせる部分もアリ。
 今回のポイントはやはり年長者のあり方だわな。厳顔が面倒見がよく、包容力のある人間に描かれている。これまた前回と同じように、劉備を助けた魏延を、状況を判断して温情を示して許すという形をとってない。ちゃんと事態は見通してるけどな。魏延にかける言葉もちゃんと選んでいるわな。
 てっきり自分は厳顔が、魏延のことを劉備たちに託すのかと思ったら、背中を押してはいるが魏延自身に任せていたのに戸惑った。厳顔が魏延にかけた言葉からすると当然の行為なんだが、前回呂蒙推挙の根回しをしていた甘寧の件があったので、そうなると思い込んでいた。
 しかし、前回といゝ、今回といゝ、人の心に思いを致すってのに泣かされるよな。こんな時代だからこそ胸を打つんだろうけど。