うぅ、寝れん。 完全教祖マニュアル (ちくま新書) 読了。

 帰宅して、疲れのため一眠りすると、そのあと眠れなくて困る。いや、一眠りじゃなくて、そのまゝ朝まで寝ちゃうつもりなんだけど、数時間で目が覚めちゃうのだ。
 というわけで、ここ2〜3日で上記本を読んだ。ちなみに日本占領は継続読書中。一言で言えば面白かった。三大宗教を基本に、宗教活動のいろいろが、現実にはどう機能するのか、もしくはどう受け入れられているのかって部分が大きくて、いろんな視点を与えられたような気がする。文体は冗談めかしているのだが、結構真面目に書かれている。自分なんかもキリスト教の説話でアタリをつけていたりしたのだが、結局宗教ってのは救われたい人間=信者に救われる理屈を与えるシステムなんだろうなという感じなのかな。
 視点の数が多いと感じた。なるほどそう考えると納得できるなって部分。でも自分が気付かされる部分が多かったってのは、言い換えると自分がいかに世間知らずだったのか…ってことになるのかね。それとも胡散臭いという色眼鏡が如何に外しにくいかってことか。
 いやぁ、読みやすい本に慣れてしまうと、堅苦しい文体の本を読みにくくなるな。