真・恋姫†無双〜乙女大乱〜 第2話

 硯を割ったってのは、夢の中のお話じゃなかったのか。
 今回、話を進める以外に特になんの変哲もなかったように思ったのだが、よくよく考えると雑破業は「家族」を描きたかったんかなと思って妙に腑に落ちた。原作ゲームの設定だから、雑破業のアイデアでもないんだろうが、義姉妹ってのは、特に個人分断化の進んだ現代だからこそ、壊れた家族の代用としてあらためて見直されているんかなという気もする。そういや三国志の時代も荒れてたんだっけ?。
 で、擬似家族とはいいながら、繰り広げられている事は家族そのものでなんとも微笑ましい。もう見かけからしてそうなのだが、諸葛亮馬岱張飛・鳳統の母親もしくは姉ポジションで、関羽趙雲馬超諸葛亮と同じポジション。水鏡先生は諸葛亮の母親でってのは構造的に面白い。というか長老か。ちょっと意外なのがというよりは、確かに三国志的に言えば不思議でもないんだが、劉備は父親ポジションとなっている。趙雲馬超の姉キャラが思いを馳せるという導入に始まり、本論の劉備グループの描写からまた趙雲馬超に話が返り、最後、たぶん視聴者に一番近いと思われるポジションの関羽が家族について思いを巡らすという形で終わっている。自分なんかはてっきり今回関羽の出番がないのかな?と思っていただけに、ちゃんと構造が完結していてなるほどと感じた。
 次回予告のドタバタは面白いな。西沢広香が攫っていくのは当然として、他の二人もモノマネがうまかった。そういや音泉ネットラジオ、前シリーズまではよく聴いていたんだけど、今聴いてないな〜。