鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第53話 復讐の炎

 マスゴミ批判?。
 マスコミによる捏造をネタにしていながら、これは現代日本のマスコミに対する批判なのかどうかよくわかんなかったな。捏造自体は感心しないんだが、捏造によってもたらされるものがいいものであれば、やっちゃっていいってことか?。捏造によって支配者層にだけ有利なってのよりはマシなのかもしれんが。いや、娯楽としてこの描写は胸がすいていいんだけどな。
 ホークアイによる銃の突きつけという最後の場面はエンヴィーと見破ってのことなんだろうけど、けっこうブラフがあるからなぁ。実は見破ってなくてはったりをかけてみただけかもしれないし。中途半端に状況を見せるもんだから、なんかはぐらかされているようだわな。
 さて、ヒューズの仇討ちということで、かけあいシーンには注目させられるんだが、ちょっと冗長すぎると感じた。キザな台詞の応酬を目指したんだろうけど、上滑りしているような気がしたよ。もうちょっと内に込めた怒りだとか思いだとかが漏れ出でてくるような…これは演出というよりは演技なのか脚本なのか…ものが欲しかった。いや、自分もながら視聴をしていたので、あんまり偉そうなことを言えないんだが。