バカとテストと召喚獣 第11話

 対D試召戦後にFクラスを荒らしたのは、てっきり雄二だと思ったんだが。
 雄二の漢っぷりを示したあとに、今度は明久のですか。しかし、クラスって、Sクラスがあるのかとずっと思っていたんだけど、Aクラスで打ち止めなんだ。で、次最終戦か。
 こうなってくるとアイデア勝負になるわけで、理屈がおかしいとかいってもしょうがないんだろうな。勢いを殺さない程度の無茶は許されるわけで、あとはいかに美しく見せるかってとこなんだろう。別におかしいところがあるというわけでもないのだが。
 しかしあれだな、瑞希といい、雄二といい、実力がFクラスではなくなっているわけなんだが、クラス替えは年度が変わる時にしかやんないって設定なんだろうな。ある意味反則な感じがするが。
 そういや不思議だが、雄二ってなんでクラスの設備を換えないんだろ?、少なくとも雄二にとっては設備の向上が学力向上の動機付けになっていないってことはわかるし、他のFクラスの生徒にちょっとした設備の上昇で満足してもらっては困り、むしろもっとよい設備を得るための試召戦争の努力を促す動機付けにしている風にも見える。かといって貧相な設備でも「住めば都」って様子でもないしな。
 雄二が学力にも設備にもこだわっていないのはいいとして、でも勝負にはこだわっているわけで、ちょっと判断し辛い。世の中学力がすべてでは無いといいながら、じゃぁ学力に代わる「何」が、世の中の「何」を決めるのかが明らかではないんだよな。別にAクラスに買って優越感を得たいのか、他のクラスを見下したいのかってのとも違うような気はするし。で、知識と知恵の勝負なんかな?と考えたんだけど、知恵だってある程度の知識は要るだろう。ただ学力がすべてでは無いとカッコをつけたいだけなのか?。だからこそ彼は馬鹿なのか?。無茶な試召戦争を吹っかけて、それで日常を楽しもうとしているのか?。
 どうでもいいことではあるんだけど、次回でその答えが用意されるともなかなか思えず、でもその混乱を楽しめってことなのか?。