閃光のナイトレイド 第1話

 この時期の中国って、世界恐慌の影響をあんまり受けてないんだっけ?。
 うーん、微妙と感じながら視聴していたんだけど、人質と対面してからの駆け引きに引き込まれちゃいました。正義の味方面した主人公たちのトラブルシューティングものってわけではなくって、主人公たち自身が裏まで考えて生き抜くってスタイルがちょっと新鮮。魔都を舞台とするアクションモノは、例えばブラクラのようにやさぐれ愚連隊とか、南京路に花吹雪だの男たちの挽歌だののように、生き抜くために必死だが大きな流れに翻弄されるとか、どうも主人公たちにルサンチマン的後ろ暗さがあって、裏街道的なものから抜けきれない感じのするものが多かった。が、本作は主人公たちは勢力として弱いながらも意志を持ち、イニシアチブをなんとか維持しようとしている。裏街道モノには違いないんだけど、人に使われるだけの存在ではなく、それを担保するために超能力がパワーバランスをとるために導入されているっぽい。
 絵的には真贋を判断し辛く、雰囲気としてこんなものかなという程度。音は可もなく不可もなくってトコか。恋姫†無双がシリーズを追うごとに中華風の味が板についてきたように思うんだが、これはそこまで期待しても酷かな。中国語を取り入れるのは悪くないんだけど、無理することもなかったかなと。せいぜいガヤで使う程度でもよかったんじゃ。