Fulcrum Racing 1の重量を測る。

 F625g、R814g。ビックリ。とあるサイトには重量/フロント645g、リア860gなんて書いてある。えーっと、60gもカタログ値より軽いのか。いうまでもないことかもしれないが、いちおうホイールとエンドの間に挟まる固定器具、クイックレリースは含まない重量だ。ホイールを軽くして楽に走りたいと思っていただけに嬉しいのは嬉しいのだが、普通カタログ値よりも実際の重量は重く出るのが普通なので、ちょっと面喰っている。
 ホイールが軽くなっても、漕ぐ力は変わらないわけで、即ちエンジンは人力であり、別にエンジンがパワーアップするわけではないので、速く走れるってわけではない。が、どうなんだろう?、実は30歳を超えて自転車に再チャレンジしたわけなんだが、高校生時代に自転車に乗っていたころの感覚と違うのだ。若い頃は漕げば漕ぐほど自転車が前に進むって感覚があったんだが、年をとってからはその感覚が味わえない。金をかけてロードレーサーなんてものを購入して、かれこれ自転車の重量も高校時代の頃とは比べ物にならないほど軽くなって、きっと各部の抵抗も小さくなっているはず。が、これが年をとるってことなのか、どうも漕いだ力がそのまゝスピードになるって感覚が戻らないのだ。で、それを体験したくホイールの軽量化なのだが、実際に巡航速度が数キロ上がるとかは別に関係なかったりする。力をかけて漕げばその分ダイレクトに速くなるという、「感覚」を味わいたいだけなのだ。
 さて、タイヤやチューブを交換してなるべく早く試走したいのだが、しかし、ホイールを変えたからってそう安々と若い頃の感覚が再びってことにはならないんだろうなと試す前から諦めている自分がいたりする。