鳩山政権になって半年が既に過ぎたが。

 そもそも自民党の尻拭いからしなきゃならないから、民主党政権にやれ景気の回復とかなどの期待をしていたわけでもないんだけど、どうも経済は回復基調にあるらしい。小鼠政権発足当時は、景気の自律回復期にあたっていただけに、別に自民党政権のおかげでも何とも無く、むしろりそな危機を演出して株価を7000円台に叩き落した実績がある。民主党政権発足時は、サブプラショックで世界全体が不景気であり、庶民への負担が極大に達していたため国内需要も期待できず、中国を初めとする新興国の工業力の上昇で、日本の製造も先行きが見られない中、小康状態ならまだしも、回復基調なのが不思議なくらいだ。
 民主党政権は、弱者保護の主張をする議員も、弱者は死ねという主張をする議員も大臣レヴェルで混在していて、果たしてこの政権は何を目指しているんだろう?とかねがね思っていた。まぁ民主党政権に一番期待していたことがなかなか実現しなくて、憤懣やるかたないのだが、それは自民党を初めとする日本を食いモノにしてきた特権階級の弾劾なのだ。で、うすうす感じていたのが、どうやら合衆国の圧力が非常に強く、民主党政権が細心の注意を払っているんじゃないか?というのに思い当たったのだ。
 従者の復讐 - 内田樹の研究室 魚拓
 おもしろいのは次の表現。

私の判断では、小泉純一郎アメリカ帝国の没落」に最も大きな貢献を果たした外国人政治家の一人である。

 基地問題が話題の主だが、これ一つ考えてみても感慨深い。与党内に在日基地を国外に出せという議員を抱えながら、沖縄に残るのも仕方が無いという議員もいる。正直合衆国軍が国内に駐留していても、日本は得一つしないワケだから、自民党およびその関係者を除くすべての国民は出て行ってほしいと思っている。でも新聞もテレビもほとんどが合衆国軍ゴーホームという与党を非難しつづけている。これはよっぽど合衆国の圧力が強いんだと思わざるを得ない。そして、沖縄はまだしも、本土の在日基地も無くなってほしいはずなのに、これはほとんど報道されず、その問題から目を逸らさせるがごとく沖縄の基地ばかり騒ぎ立てる。
 まぁまだまだ日本は合衆国の属国であるってことを認識している人がいてまだ助かるな。合衆国の代官として日本を統治していた自民党が政権を転げ落ちてくれて、ようやく日本も独立国に近づいてきた。まぁ合衆国というヤクザをバックに、国民がはむかえないことをいいことに、やりたい放題やってきた自民党やその関係者は、早いうちに芽を摘んどかなくちゃな。