それでもムリヤリ印象に残った作品をいくつか挙げてみると、

 うーん、やっぱ難しい。放映終了時に評価をまとめたエントリーを全部捜せなくって、しかたなく新番チェックの記事から何を視聴したっけ?と記憶をたぐってようやく、そういやあんな作品もあったよなと気付いてしまう作品が多い。結論としては昨年は頭に残るほどインパクトのある作品はありませんでした…でしゅーりょーだ。
 でもまぁ挙げてみるとすれば、あまり期待していなかったのが意外に面白かったものとして、狼と香辛料恋姫†無双伯爵と妖精っつーのが浮かんでくる。もっけも悪くなかったが、後番の始まった夏目友人帳も悪くなかった。エンターテインメント重視の作品はあんまり浮かんでこない。
 巷で話題のストパンは、むしろなんか受賞したとかの話題のほうがビックリだ。別に物語として悪いというわけでもなく、自分も全話を視聴した後に、妙な清々しさを感じもしたのだが、おカタい賞に相応しい作品はもっと他にたくさんあるだろとは思った。ガンダム00もギアスも自分的には派手ではあるが、中身は投資したカネを考えるともったいないぐらい薄いといった印象。ガンダムなんかはなんで1stがもてはやされるのかがわかるような気がした。要するに昔は脚本が好き勝手やれたんだよってお話だ。脚本家は「どうせマイナーな場所で全体的に見向きもされないんだったら、せめて好事家と対話してやれ」って割り切る*1ことも出来たんだろうと思う。今だったら、脚本家が対話すべきなのはスポンサーだったり、ニワカファンだったり、そのニワカファン目当てのマスメディア関連の御仁だったり、要するに「カネ」と対話してるんだろう。いや、商売としてやっていく以上、仕事人としてそれは見上げた根性なのだが、まぁ昔はやっぱ技術も稚拙だったけどいい時代だったよな…とこれまたジジ臭い結論で終わる。

*1:それでいて内輪受け要素が今と比べてかなり少ない