貧乏神が! 第5話

 今回は撫子を探すのをすっかり忘れてしまっていた。
 しかも前回感じた疑問を撫子自身が言ってたし。おそらく原作では撫子の出番がたくさんあって、役どころは一子に絡むってとこなのか?。一子と同じカネ持ちキャラっぽいし、なんか一子と張り合うってポジションなのか。
 なんか今までと違ってノンストップギャグじゃないなと思ったら、どうやらじっくり内容を見せるという構成だったらしい。別に他の作品と比べて展開がのんびりしているわけでもないんだけど、普通のスピードに戻すってだけで落ち着きが感じられるってのは良く考えたな。
 石蕗家の子供たちがピクニックでよろこぶ姿を見て、今ドキの子供がその程度でよろこぶもんなのかな?と思ってしまった。携帯電話に夢中で家族といえども、孤立した個人の集合になって世の中あたりまえと感じてしまった自分にビックリ。まぁあの経済状況では携帯電話は無理だとしても、じゃぁゲームは?と考えて、それはちゃんと劇中で描写されていたし、個々で遊ぶ類の携帯ゲーム機ではないんだよな。ピクニックに行くのにバスを使ってたから、それに費やす金があるんだったらゲームソフトをねだるとかあってもおかしくないと思ってしまったり、いやピクニックに行くカネとか節約すれば…なんて選択肢を思い浮かべてしまう自分にもげんなりだ。
 今ドキ貧乏でもあんな家族はいないだろうというツッコみが浮かびながらも、話の流れ的にウソくさいか?と思えばそうでもなかったりして、これは演出がいゝのか、脚本がいゝのか、それとも何か別の要素があるのか判断がつかないんだけど、自然に受け取ることの出来る描写である事に感心する。人物描写に一貫性があるので迷うことがないんだよな。
 まぁ社会人として一つ気になることがあるとすると、貸し借り関係をどうやって清算していくのか?ってことなんだけど、その事自体はこのシーズン(って続編が作られそうにないのだが)を通して視聴して初めて判断できることであって、まぁ一つの観察対象ってトコかな。