伯爵と妖精 第7話「プロポーズはお手やわらかに」

 思ったより甘ったるくないな。
 なんかエドガーも周囲をかなり騙しまくっているな。しかし、考えを変えてみればリディア周辺に集まってくる困難は、それぞれもたらすものの思い込みであったりするわけで、各人にそれを諦めさせる口実をちゃんと用意しているわけで、まぁあるべき調整(調停)役ではあるよな。
 冒頭の雰囲気からすると、サブタイにある通りの結婚の流れはあんまり感じられなかったのだが、あれよあれよという間にそういう流れになっていて感心した。リディアのいう通り、エドガーのリディアに対する思いが今ひとつ真剣味がないというのにも描写にちゃんと表れているし、じゃぁエドガーがリディアをうわべだけでそばに置いておきたいわけでもないんだろうなというのも雰囲気に表れているわけで、そこらへんの加減は流れが作られていたように思えた。ただ、今回はリディアが現世を離れて妖精界に行くって悲壮感は今一伝わってこなかったのが残念。
 うーん、お互いがあまり深く知り合わないで結婚っていうのは、一昔(とはいっても今となってはかなり)の日本の見合い婚が隆盛だったころの意識なのかな?。そうは言ってもエドガーとリディアはそれなりにお互いを知り合うだけの機会も時間もあったように思うんだが…。ただの吊り橋効果って話かもしんないですが。っつーか、次回から本当に夫婦漫談になるんですかねぇ。なんかあれよあれよという間にって感じですけど。