アタックNo.1 第73話 不敵な幽霊作戦

昨日咲いた白球

 たしかに南総高校はいい面の皮だわな。
 うーん、よく出来ているのかそれとも強引な辻褄あわせなのか、他チームの仲間の危機をうまく利用して作戦に使い、で、その対処方法がその仲間の助けにもなってしまうという、なんともきれいにまとまりすぎているような感じを受けた。そりゃ何か、山本・白河らがいがみ合っていなかったら、対福岡高校戦のアイデアは生まれなかったってことか?とツッコんでみる。
 しかし、石松、ナカ、武市がスパイカーとしても使えるってのは新鮮だわな。まぁバレー部の練習なんて、どんなポジションでも、レシーヴ・トス・スパイクの基本三動作は全員毎日練習するわけだからおかしくは無いのではあるが。こずえ・みどりに感化されていたということなんだろう。フォロアーにとってはいい見本が毎日そばで手本を示してくれているわけだから、どれだけ環境のよいことか。反面トップランナーは常に自己変革というか自己研鑽を積んでいかなければスグに追いつかれるわけで、大変っちゃぁ大変。
 で、こずえ・みどり以外のメムバーが実力を発揮させる場を与えられて、単なる引き立て役ではなく一プレーヤーとしても自立できるってのが醍醐味だねぇ。まぁホントこずえの台詞にもあったように、こずえがワンマンにならないためのいい機会だったと。
 でもよく考えたら最優秀選手を各部で一人選ぶと言ったという学校もわかってないなぁとか、こずえに執着していた垣之内も大概頭が固い…というか判断ミスだろ…とか、本当にうまく出来ているというほどではないかも。山本・白河と、富士見高校の二本がメインだから、それ以外は確かに引き立て役でいいわけなんだが。やっぱ視聴者として贅沢になっているんかね。