RD 潜脳調査室 第16話「透明な力」

 最後に愛は勝つって、なんだよそれ。
 アンドロイドに感情はあるのか?、アンドロイドと心を通わす事はできるのか?という、SF黎明期からのテーマの提示。いかにもな物語上の展開なんだけど、うまくできていてやられた。かなり直球勝負で、ファンタジーではあるんだけど、確かにこういうアンドロイドがいたら、自分もソウタのようにならざるを得んよな…と思わせる説得力はあったと思う。ちょっと深く踏み込むのは無しということで。
 実写ならカメラワークとでもいうべき画面の切り取りが(ソウタの投げ飛ばされ部分)これまたうまかった。被写体のスピードに合わせて自在にコントロールされる様は、実写なら物理的に不可能な操作であり、ダイナミックにやり遂げるアニメならではの表現で、これまたやたら感心した。