RD 潜脳調査室 第11話「純正律」

 わかりにくいけど、久島はツンデレってことでいいのかな。
 結局久島はすべてわかっていて閉じ込めたと。わかってくれる人が現れて背中を押してくれるのを待っていたと。そういう風に読んでしまったんだが。ある意味人を動かすのは技術ではなく情動であるというのを、一番わかっていたというのがそれから一番縁遠いように見える久島だったのかと。
 なんかメタルだの仮想現実の、将来どうなるかわからないサイエンティフィックな部分より、こういう脚本家のやりたかったことなんだろうなという表現が嬉しいというかなんというか。こじつければ人の意識とは何か?という部分で、科学的なネットワーク云々と繋がりはないわけではないんだが、むしろこんな実験的な作品でクリエーターが好き勝手に放言するって部分に惹かれてしまうとは…。胡散臭い作品と思っていたけど、今となってはこれもありかなと。いいぞ、ドンドンやれ!。