アタックNo.1 第34話 待ち望まれた微笑

 出来上がった感動なんだけど、ただひたすら美しい。
 いやいやいや、なんつーか、作画とかぜんぜん気にならないねぇ。どうしてそうなったのかとか、細かいことは抜きにして、ちゃんと生徒が自分に足りない部分を補うにはどうトレーニングしてというのを自主的に考えて取り組み、自分を抑制して鍛え上げという部分がね。猪野熊コーチも今まで考えさせる暇も与えないしごきで、各選手の弱点を述べたぐらいなのだが(選手によってはそれすら与えない)、むしろわかりやすい情報を与えないことが選手の自主性に繋がるという展開もなかなか。かといって選手一人一人の成長をちゃんと見守っているし、任せるということもやっている。
 バレーの試合自体はツーアタックや速攻、時間差など技も表現されていた。本当にああいうチームワークが猪野熊コーチの方法で実現できるのか(たぶん今時の子には通用しないんじゃないかと)はなはだ疑問ではあるのだが、流れとしては非常に美しく、気分が昂揚しぱなっしだった。