アタックNo.1 第102話 新魔球の手がかり

 今回をまるまる男子のソ連戦に使うとは思わなかったよ。
 なるほどなぁ。日本男子の監督も成果に対する要求をほとんどしないで、現場に任せているわな。で、必殺技に対する法外な期待もせず、成功しても効果があるのは一定期間のみってのが、監督・選手問わずの共通認識なのか。まぁ並みの餓鬼向けアニメとは確かに一線を画すわな。
 で、ついでに触れておくと、日本女子もそういう感じか。振り返ってみれば、本郷コーチも中学の時にはモーレツなしごき監督だったのが、高校編ではかなり物分りが良くなっているし、猪野熊だって、ジュニア監督の時はやはり本郷と同様しごきまくりだったのが、全日本の監督になれば選手の人格を尊重するようになっているしな。そういう、人間の成長に応じて対応が変わっているのも面白い。
 今回の話の内容的には、あんまり特筆すべきエピソードってのもそう無いんだけど、今までの蓄積があって、その整理っていう点ではなかなか良く出来ていたと思う。
 さて、こずえの必殺技は木の葉落しから竜巻落しまでフィクションではあるのだが、確か時間差もクイックも実在した(というか今も技の1つとして日常化しているんじゃ?。)ものだ。で、男子は敗れてしまったが、これまた確か直後の1972年のミュンヘンオリムピックでは日本男子は金メダルを獲っていなかったっけ?。湯島も日本の期待の星らしいが、当時はともかく、今だったらアイドル扱いだよな…。時代は変わっておるのぅ。