デジカメ画像比較

 曇り気味ではあったのだが、光量がそこそこあると判断して、PentaxOptioS10とSanyoXactiS1の撮り較べをしてみた。いちおう左の画像がペンタで、右の画像がサンヨー。かなり縮小されるので、色合いぐらいの違いしかわから無いと思う。
 ペンタ機のほうが実際の色合いに近く、目的は達成されたかな?という気はする。サンヨー機のほうは色が白くなりがちで、実際の色が薄く出るほかに、今までの不満であった、青寄りにでているのはなるほどかなという気はする。他の画像で自動露出が適正だと、わりと実物に近い色が出たりもするのだが、確率的に低いのはやはりいただけない。
 しかし、いくつかの画像を撮ってみてサンヨー機も古い機種でありながら健闘していると思われる部分が多かった。実はペンタ機はピンぼけの画像がそこそこ発生しており、サンヨー機にはそれが少なかった。ペンタ機には光学ファインダーが無く、液晶ビューでしか確認できない。いやサンヨー機に光学ファインダーがあっても実際には液晶ビューでしか確認しないので条件はいっしょだといえるんだが、ピントが合っているかどうかペンタ機で確認するのは慣れが必要みたい。サンヨーは割と感覚でピンが合っているかどうかが小さい液晶でもわかるような気がするのだが、これまた慣れの問題かもしれないな。
 で、花を撮るために、ペンタ機ではマクロとスーパーマクロモードの二種を切り替えて使うのが面倒。サンヨー機はマクロモードが一つのため、その点楽ではある。どちらも6㌢までしか寄れないわけで、ここの使い勝手は旧モデルのほうに軍配が上がるのかな。
 画像はペンタが暗め、サンヨーが明るめ。ホワイトバランス設定の違いだろう。なんというか、ペンタは明るい所で撮影しても日陰で撮ったような画像になっているような気がしないでもない。ただし画像は同じ明るさでも密度はペンタ機のほうがあるような感じである。
 実際にペンタ機では1280で、サンヨー機では1600で取っているからかもしれないが、同じ解像度におとしてもサンヨー機のほうがシャープな画像になっていて、ちょっとペンタ機にはがっかり。ここはペンタ機も1600で撮るべきか。いちおう感度設定は400までのオートにしているので、そんなにノイズが出るとも思えないんだが。
 というわけで、正確な色をという目的は果たしたものの、画質的にはカタログ性能ほどの上昇はみられなかったという気がする。腕と言われてしまえばそうなんでしょうが。しかし、ペンタ機からサンヨー機に持ち替えた時の野暮ったさだけはさすがにビックリした。旅行に持っていくなら俄然嵩張らないペンタ機だろう。これだけは素直に感心する。まぁそうはいっても植物を撮るのが多いので、もしかすると「花撮影モード」にすると、違ってくるのかもしれない。