実は財政危機というよりは、日本の経済戦略的側面が強いのだけども。

 さて、このエントリー バブルの源はアメリカの貿易赤字―――071005―――水谷研治を見て、ふと思ったのだが、アメリカって本当に貿易赤字なの?と疑問に思った。実は見方を変えると貿易に赤字も黒字もないといったほうが正しいんだろうけど、アメリカは実は世界的に有名なある商品を海外に輸出して、その貿易取引額がたぶんダントツで世界一だと思うのだ。まぁピンときた人も多いと思うんだが、それは“ドル紙幣(貨幣)”だ。そもそも通貨自身すら貿易産品と考えると、アメリカは最大のドル紙幣輸出国と考えることが出来る。
 ユーロはここ10年ほど一本調子で円安傾向なんだから、もうドル決済の輸出なんて止めてヨーロッパ市場に切り替えたらイイわけだ。そのかわり、ここ何年か原油が高くてしょうがないんで、ここは一発日本の持つアメリカ国債を売ってドルを暴落させ、で原油を買いさえすればよい。いくら原油が今1バレル100ドルしているからといって、ドルの価値が下がればそのぶん安く買えるわけで、日本にとってはバン万歳だと思うんだが。アメリカも貿易赤字で困っているそうだから、ドル紙幣と引き換えに原油を引き取ってあげればよいだけの話ではないか?。
 別に日本の輸出企業はドル決済の国としか貿易しなくてもいいんだし、そこは別に政府は私企業のためにドルを買い支えてやるなんて事はしないで、日本国家のために資源の確保のために国策として円高にふってやればいいだけの話だ。それが真の愛国者だと思うんだがね。はは。
 まぁそんなわけで、財政危機とかいいながら、実は国家戦略としての金儲けを考えているヤツなんて今の政府中枢にはいないんじゃねぇか?と思う。借金は特別会計をゴリ押しした自民党の責任なんで、ここは国民全員に負担を押し付けることなんてせずに、あくまで自民党の自己責任で処理すべき話だと思う。自民党自民党関係者の私財を海外の秘密口座からすべて巻き上げて、足りなければ一族や自民党に近い親族から吐き出させ、それでも足りなければ本人や家族の臓器を売り払ってでもまず返させるべき。自民党関係者やその一族に保険金をかけて自殺してもらうのも手だ。なにより自民党消費者金融を唆して日本国民にそれをやらせてたから、まさか文句の一つも出ようはずもない。
 まず、そこまでやってから、それで借金が返せないという話であれば、その時点で新たに考えよう。