BLUE DROP 〜天使達の戯曲〜 第4話「Dahlia pinnata」

 もうデレかよ。
 うーん、やっぱ展開もモチーフも'80年代っぽい。SFと触手の組み合わせとか特に。特殊事情に意味もなくこだわってみせる上司に、ただ翻弄される当事者(たち)とか。
 やっぱり少女達の関係性にいろいろ思いを馳せるのが楽しい。マリの前で自慢してみせる三人組は、彼女たちなりのお誘いだったろうし、意図がわからずすっとぼけるマリにもある意味共感が持てる。小説を書くことに対して逃げと自嘲してみせるんだけど、力関係で仕方なく悪事に荷担するよりは、その場からは物理的に逃げているかもしんないが、手を貸さない、荷担してしまう自分を合理化して無理やり納得するよりはよっぽど立ち向かっていると思うがな。純朴な性格がああいう表現をとってみせるってのがまさに青春で清々しい。自分ほど年をとってしまうと穢れているとまではいわないけど、スルーしてしまったりするんだけどな。悪人をマトモに相手にしても馬鹿馬鹿しいってのもあるんですけどね。それでも巻き込まれてしまうんですけど。ある意味というか、そのものズバリ負け犬なんだろうなとは思うんですがね。
 物語的に昇り調子の展開のせいか、あんまり退屈せずに視聴できた。やっぱり私も劇場型を期待しているバカなんですかね?。