経済成長率の推移グラフを見て思ったんだが、

 つくづく一定期間を置いて経済成長率が段階的に減少してますなぁ。だいたいパターンが決まっていて、アメポチという態度を顕わにしてから、10年以内ぐらいに大幅な低下が見られる。岸内閣の安保改定の10年後にオイルショックによるマイナス成長、中曾根内閣の不沈空母発言の10年後にマイナス成長。今度の恐慌のきっかけがPKOだかアフガン支援だかイラク侵略になるのかわかんないが、早くて年内、遅くとも2〜3年のうちに大恐慌に陥る時期になるとリンク先のグラフから予想してしまう。
 次の15年は経済成長率平均値の落ち具合からいうと、もうプラスになる事はなさそう。氷河期世代が中堅層に差し掛かるあたりで、その層の労働者人口が中抜きされているんで、生産効率どころか生産量の絶対値が全然足りない状況になりそう。今はまだ外国人労働者が安い賃金でも日本で実入りがあるとを目指しているかもしれないが、恐慌になると来日してまで働くメリットがなくなるわけで、自民党経団連が切望していても、向こうから願い下げって状態になるかも知んない。日本企業が海外に進出して現地の労働者を日本人と同じように奴隷扱いして総スカンを食っているガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル情報 【中国】 日本人上司が中国人の部下を殴り、従業員50人がストライキに突入 三菱東京UFJ銀行 深セン支店★2し、日本の労働者の疲弊具合をネット環境で知られでもしていたら、日本なんて金が無ければ魅力のひとかけらもない国と認識されるだろう。
 日本に残っているのはゆとり教育で日本語すら通じない労働者か、ゆとり教育を避けて独自の教育を受けた、やたら権利意識が肥大したコストがかゝる労働者しかいないという羽目になっているかも。まぁあまりにゆとり世代と周りがはやし立てるので、当人たちは極めて謙虚になっているかもしれないわけで、ゆとり世代全部を使えない扱いするのも危険な発想ではある。バブルを知らないだけに、贅沢はのぞんでいないかもしれず、むしろ人を蹴落として権力を独り占めする団塊以前の世代よりは、よっぽど身の丈を知っている世代になるかもしんないし。
 そうなると必要な財を生産するのは、もう工場の機械とその管理者か、数少ない労働年齢層を充てるということになるのかも。日本の国力が無くなれば、「食料を金で買って済ます」ことができなくなるわけで、では大規模集約化ができるのかといえば、大規模農業は化石燃料を使う大型機械前提の農業なんで、そのとき国力の無くなった日本に原油を輸入する力があるのかといえば大いに疑問だ。そうなると、個人なり家族経営を単位とする小規模農業で無いと、とても農薬や化学肥料が高くてやってられないという状況には対応できない。国民皆農?。
 資本主義自体が破綻するという説もあり、しかしアメリカ流市場原理主義という土俵で経済戦争に日本は負けてしまったわけで、本当に経済戦争の敗戦後として恐慌が起こるんなら、太平洋戦争敗戦時に闇米・闇市が立ったことを思い出すと、食料が輸入できなくて飢えた都市民が農村に食料の買い付けに殺到するという状況が今一度見られるかもしんないですねぇ。