ながされて藍蘭島 第26話「飛び出して、藍蘭島」

 美咲の周囲の男どもは、顔無しじゃマズいだろう。
 吹き出しで新キャラとか言ってんだから、第二期があるのだと予想。だとしても良い最終回でした。すずが縋りつく場面も見られたし満足満足。行人が島の住人から認められた存在であることをちゃんと確認していて、すずとの人間関係の構築も行人の成長物語としても一応の完結が見られてしゅーりょー。おとこだらけの藍蘭島はオリジナルエピソードなんすかね?。つーか、そこまで近づけるんならヲマエら行人の藍蘭島に引っ越せよと。
 実はこの作品に興味を持ったのは、ネットのどこかで見たSSだったわけで、いつか漫画をチェックしようかと思っていたのですよ。恥ずかしげも無いハーレムモノで、わりかし下心を介在させた上での期待作でもあり、単純なハーレムモノなら物語もありきたりだろうという割り切りもありでした。
 が最近自分の中での盛り上がりとして、かけがえの無い日常モノがお気に入りになっていて、殆どストレス無しに物語を追っかけていけたのはかなりヒットだった。文化論なり気候の推定なりと、自分の興味に合わせた分野も混在していて、原作でも狙ってやってんのかなぁ〜どうだろうな?と思っていたら、http://www.toranoana.jp/torabook/toradayo/ncomic43.htmlで、

結構彼の生い立ちって小出しにしていますよね。妹がいるとかお父さんと揉めているとか、僕自身色々と想像をしちゃうんですけど、そういった謎はこれから出していくんですか?
 そのあたりの行人の謎が明かされるとしたら後半中の後半、最後の最後ですね。読者の方が「行人ってどんな生い立ちなんだろう」ってあれこれ考えてくれることで、「藍蘭島」を読む別の楽しみを持ってくれれば嬉しいです。実際、「藍蘭島」は基本的に1話完結のノリでどんどん話を進めていっている作品ですけど、単純に女の子のキャラを順番に活躍させて終わらせるんじゃなくて、行人もそうですけどそれ以上に藍蘭島そのものには謎がすごくあって、それを小出しにしていくことで、ギャグ以外の楽しみを出すことが出来ればと思っています。だから読者の方が友達同士で、そうした小出しにしたネタについて色々と推測して話し合いながらも同時に女の子の可愛さに楽しんでくれる、そんな感じで読んでくれれば嬉しいですね。それと読者の方から「次は誰がメインなんですか?」って質問が来たり、「次は●●を活躍させてください」といったリクエストがあったりするとすごく励みになりますね。

 などと答えており、作者なりにかなり構成をきっちり考えて連載しているっぽい。
 まぁ自分の期待以上のものが得られたかな?とは思っている。絵もぐりぐり動くし、OP・EDも耳障りが良い。もうちょっと声優がはっちゃけてくれてもいいかな?と思わなくも無いが、たぶんこれはかなり全体的にコントロールされている作品だと思うので、特に問題も無い以上黙っているのが吉かな。オタク的な楽しみの部分も多いので本当の全年齢対象万人向きというわけではないが、自分的には今期終了作品の中でも1位2位を争うほどのお気に入りでした。おもろ+。もちろんあれば第二期も視聴対象作品にしたい。