OverDrive 第17話「Zeal is runaway horse.」

 もう演出だけで乗り切ろうとしているとしか。
 あれ、こんな話だっけ?。原作では小さい男の子の声援を受けて奮起するという話だったような気が。記憶違いかもしれないし、別に原作通りになぞらなくてもいいのではあるが。
 つーか、今までのエピソードを持ってきて、一気に繋げるのはよく出来ていると思うんだが、まだ行程の半分なんだろ?。またミコトの不調や復活とかをジェットコースター的展開で行ったり来たりさせるんだろうか?。それとも話のクライマックスをもってきたから、後は端折っていきなりゴールさせるとか?。ミコトデビュー戦で残りの話数を構成?。まぁ正直このレースが終わったところで、どのように話を続けるのかは大変そうではあるが…。
 なんつーか、Aパート終盤では期待すらしてもらえなかったミコトが、今までの変身エピソードが走馬灯のように駆け巡った後、なんでいきなり大声援に変わるのか?。自転車レースはF1とは違うとはいえ、通過するのは一瞬で、通信機器を持っていなさそうな観客になんで今までのがんばりぶりが注目度満点の有力選手を差し置いてまで、理解されるというのだろう?。残りがあることを考えたら、どう考えても力の配分を間違っているわけで、ミコトを非難する観客のほうが冷静に判断しているはずだ。
 視聴者視点だと確かに感動もするのだが、主人公にだけ都合のよいドリーム視点過ぎる*1とちょっと萎える。ホントこれでがんばりの結果として何らかの中間賞を得るけれども、結局完走できませんでした…という結末でなかったらあまりにご都合主義的と考えますな。最近のアニメヒーロー(ヒロイン)に見られがちな、思いつきでしかない決意にはじまる、心が折れる←(永久ループ)→復活はもう勘弁な。

*1:やっぱり氷室は使い捨てキャラだったし