で、今日のいきいきホットライン

 かなり大部分聞けた。…というかアニメ視聴をほったらかしでなにクソエントリーをしてるんだ!とお怒りの方もいらっしゃるでしょうが。
 今日は自転車の交通ルールについての話。自転車は昔は車道左側通行オンリーだったのが、何十年か前の改定で歩道も走れるようにしちゃって問題が多発しているというもの。自転車は、車道では弱者だが歩道では強者になってしまうので難しいというお話。まぁ歩道で自転車が乱暴な運転をして困るってのが主題かな。
 自分が乗っているのがロードレーサーだったりするのだが、まぁMTBなどもそうなんだが、競技用自転車を趣味で(街乗りでもそうなんだが)乗るような人間はまず携帯電話やら傘さし運転など普通やらない。いわゆるママチャリあたりの気軽に乗るあたりのことなんだろうと思う。割合もあるだろうし、即断はできないが、気軽に乗れるがゆえに、自転車を目的化しない層であるがために、「道路は円滑な通行を妨げる行為をしてはいけない」という原則に思いが至らない層によって、そういう騒動が起こるんだと思う。
 中学生の登下校にぶち当たることがある(これは自家用車の話だが)が、問題のある生徒は大抵2〜3列に並んで仲良く話をしながら通行している。道路が通行の場というよりはコミュニケーションの場として認識されているのである。別にほかに通行者がいなければどうぞ存分に交流を深め合ってくださいってなもんだが、大抵通勤時と重なっているので問題とならないわけが無い。大抵はよけるんだが、よけないで徒歩通学者と並列しているのもいて大変。まぁなんだかなぁですよ。
 だから、別にTPOを弁えるという大げさなことを言わなくても、周囲を見て判断するだの、そもそも公私混同しないという基本がわかっていれば、歩行者にしたって自転車にしたって気を遣いあってそんなに問題となるようなもんでもないと思うがなぁ。昔とかよけているのにベルを鳴らしてくるオッサンとかいたしな。
 で、なんでこんな話題になるのかと思ったら、やっぱり最後に自転車用道路を分けるべきかどうかという話になっていった。実はほんの半年一年ぐらい前は「自転車は自動車の通行の邪魔になるから全部歩道を通行させてしまえ」という流れだったのだが、どうも今日の話を聞いてみると流れが変わったように感じる。というのも、やっぱり経団連会長がトヨタから変わったのが大きいのかな?と思っている。
 まだトヨタの欠陥隠しが盛んであった頃は「トヨタこそ日本を代表する産業で、国を挙げて応援しなくちゃ」という雰囲気で、自動車からすると邪魔でしかない自転車は厄介な存在だったのだと思う。まだ神話が信じられていた頃は、日本の我侭な消費者の洗礼を受けて日本車の機能カイゼンを行い、戦略的輸出商品に(考えてみれば消費者をすごく馬鹿にしている話なのだが)するということもあって、経済規模からしても小さい自転車産業に自動車産業の顧客の邪魔をされたくなかったがゆえの方策だったのだ。
 だが、上記エントリーではないが、事情は変わったのだと思う。機能がふんだんにあってしかも安いはずの日本車を、日本人自体が買えなくなったということのほかにも、では金持ちはどうなのか?といえば、もれなく外車を買ってしまって、あ〜ら不思議、日本車を日本人が全然買わなくなりましたよという状況になったのだ。日銀や政府は大本営発表で景気がいいと騙しているが、この不況の中新車は売れず、中古車や軽自動車ばっかりが売れていき、うまみがなくなっているのだ。
 以前自動車産業のためにも道路を税金でつくって産業自体を優遇しているという話をしたが、自動車がダメでも道路でも作んなきゃ公共事業すらポシャってしまうってトコなんですかね?。いまさら道路幅を大きくすることなどできないが、車道を切り詰めて自転車道を作るのであれば大げさな予算を組まなくても工事を続けていけるしな。