権力者による、日本人弾圧の歴史

 みたいなもんが見えたような気がした。
 系図でみる近現代~夢・感動・人間!~
 なんつーかね、人間権力を維持したいって性はわかるんだけど、そのために人を痛めつけちゃぁいけないよね?。まぁ人の家のことだから誰が誰と結婚しようと好きにしてくれと思うんだが、閨閥関係を結ぶことが他人を不幸にするのであれば話は別である。徳川時代もなんだかんだ言って大名同士で閨閥を結んでいて、明治維新で何が起こったのかといえば結局薩長閥の成り上がり&天皇家との閨閥結びだったりするのか。それまでの天皇と貴族との結びつきを邪魔したり、徳川幕府側を朝敵よばわりしながら、結局天皇家と徳川家が閨閥を結ぶってなぁ。そこにまた金儲け主義の商人やヤクザまがいの連中が群がる群がる。
 昭和も遠くなりにけりだが、結局権力者層はこういう閨閥から一歩も外を出ようとしないで、ひたすら甘い汁を吸いつづけてきたからこそ、庶民の生活なんてものがわかんなくなっているんだろうな。日露戦争ぐらいまではまだ権力者層が日本の経済を見据えていられたのは、産業があまり発達しておらず、身分差は圧倒的にあったとしても、実際の生活としてやれることに庶民とそんなに差がなかったからだろう。明治の元勲たちも維新以前は貧しい下級武士だったりしたわけで、中には領民と同じ視点に立っていたり、同じ生活をしていた人も多かったんだろう。ところが、工業化の進展とともに富の収奪システムができてしまうと、口では四民平等などと言ってはいても、実際に庶民の暮らしがわかんないだろうから頓珍漢なことになっていったに違いない。
 明治あたりだと、地方閥同士での対立があっただろうから、対立する閥からの攻撃を避けるために婚姻関係を結ぶのはしかたがないんだろうけど、どうも権力者閥での婚姻関係が一通り結ばれてしまうと、今度は権力者層と庶民が断絶する流れになっていったんだろう。政治家どうしの協定が日露あたりで結び終わり、権力者層に暴力装置が完備され、第一次世界大戦資本力をつけた層が政治家との婚姻関係を結び終わった時に、庶民を戦争に駆り立てるという悲劇が起こっていったのだろうと思う。
 しかも、おりしもロシアで革命が起き、権力者層はおののくわけだ。資本家層は富を上げるために労働者をこき使うこと夥しく、政治家も殖民地を目指して国内経済をおろそかにしていたために、ロシア革命で権力者層が処刑されると落ち着かないわけだ。権力者層は庶民を痛めつけていることに自覚的だから、報復を恐れてやったことは、自分の命をおびやかす危険性のある庶民を弾圧することで、民衆運動家を見つけては獄死に追い込んでいったわけだ。共産主義者を「アカ」とよび、あたかも化け物のような扱いをしたのはひとえに権力者層の我が身かわいさであり、馬鹿な日本人はまんまとダまされるか、良識のある人たちでも命の危険性を感じて口を閉ざす結果になったわけだ。そして第二次世界大戦。権力者層がいかに騙して国民を虐殺してきたかというのがわかろうもんである。
 そしてその権力者たちの閨閥が今も延々と続いて、いまだ日本人を痛めつけている。満洲閥の代表格の岸元首相が、満洲の権力者として君臨し有頂天になって天皇以上の地位を望み、わざと日本を戦争に追い込んでわざと負け、のうのうと天皇以上の立場の総理大臣に就任しちゃったりしているわけなんだが、まだそれが現在も続いている。しかも天皇家とのつながりもつくっているようである。満洲閥の系譜である自民党清和会あたりは、自分たちが権力者でいつづけるために、今も権力者同士で閨閥を作りつづけているであろうし、庶民とは決して相容れない態度で臨んでいる。年金原資も彼らの権力維持のために半分以上も食い潰されているという噂である。しかも国民が権力者層に不満をぶつけないように、公務員改革なんて叫んで、国民が国民を非難するよう工作するなど盗人猛々しい。これで自民党支持率が上昇しているらしいが、日本人もどれだけダまされれば気がつくんだろうかねぇ?。