ロミオの青い空 第1話「アルプス!小さな村の大事件」

 山岳地帯ではソバが有効。
 なぜか今視聴してしまった。田舎の純朴な性格のロミオ。小麦も食えずにツケのたまっているロミオ家。靴が無くてはだし。どうやらロミオはロベルトの実子ではない模様。勇者の木登りに10歳のロミオを入れても4人しか人が集まらない様子。もうお涙頂戴要素が満載ですな。日本より貨幣経済は発達していただろうから、たぶん実体経済要素では当時の日本より少し貧しい程度、市場経済的には労働搾取や少子化などの、今日本で見られているような過酷な環境があったと思われる。どうやらそんななかでの人に買われていった少年の物語なんだろう。人買いが派遣や偽装請負に変わってちょっとマイルドになっただけで現代日本と重なり合う部分がかなり多いということにビックリ。
 勇者の木登りが気になってしょうがなかった。実際にもアレぐらいの高さなんだろうと思うのだが、下のほうでは人を蹴落としてもかまわないんだろうけど、頂上付近で人が落ちたら下は石畳だし、どうなってたんだろうな。作中では善人のロミオが追い抜いて行ったからどろどろした部分が見れなかったのだが、まぁ実際にはそこらへんのところを考慮して、人が落ちないような駆け引きがあったと思うんだが。
 死神が本当に畑に火をつけたのか?と思ってしまった。まぁ作り話だからそこんとこロミオの去就のための下ごしらえなんでしょうが、アレ、犯人がばれたら半殺しじゃすまねぇと思うんだが。まぁヨーロッパはローマ法の研究が各地でなされていたはずなので、たぶん契約意識も含めて住民はそれほどバカでもないという気がする。そうはいっても田舎のことなんで、そんなにガチガチに法律に対して信頼を置いていたとも思えないところもあって断定は出来ないんだが。当時のイタリアはまだ統一されてなかっただろうし、スイスだって国家として強かったわけでもないだろうから、流れ者に対する処分というのをどうやっていたのか今ひとつわかんない。物語では死神がやったかどうかは村人たちには断定できないってことになってるんでしょうか?。
 とりあえず第1話を見てしまったのだが、2話以降どうなることやら。