相撲のおかげで

 いきいきホットラインによる世論誘導が無いのでつい忘れてしまいそうになるが、政権与党は見苦しいね。
 タミフルは過去の死亡例を隠していたらしい。備蓄を止めないらしいが、はじめに結論ありきな感じですわな。現時点ではタミフル自体に有害性があるのかよくわかっていないので、調査が先のような気がするがな。まぁ備蓄してしまえば国庫から利権層に金が移って、あとは患者が死のうとタミフルが腐ろうとどうでもいいだろうから、とにかく金を懐に早く納めてしまえという泥棒根性なんだろう。使う時期を間違えなければよく効く薬らしいので、安全性が確保されるのであればむしろありがたい薬なのかもしれない。とにかく日本の医者は薬をたくさん出す。今シーズンも風邪をひいて診察に行ったのだが、抗生物質に解熱剤、整腸剤にせきや洟をとめる薬にのど薬など、下手をすると5種類を超える薬を飲まなければならなかった。問題の精神錯乱作用は、服用する他の薬との複合作用によるものかもしれず、もしタミフルと組み合わせてはいけない薬がはっきりすれば、むしろタミフル万歳なのかもしれないのだ。下衆の勘繰りからすると、もしかすると、タミフルは日本人に特に精神錯乱作用があるとわかってでもいて、それが明らかになる前に売り抜けるつもりなんじゃないかとも思ってしまう。
 しかし、死亡者数が少ないことからすると、実はタミフルではない別の死因なのかもしれない。よく自民党が使う手なのだが、実は注目されるとまずい案件があり、どうでもいいことで大騒ぎして通したい法案をこっそりと成立させるって奴だ。今のところメディアに露出しているのは国民投票法案が1番の候補かな。公聴会とか開くらしいが、これはタウンミーティングでやったヤラセとどう違うんだろうか?。今非正規雇用や不規則な就業体制で、そもそも大多数の労働者は公聴会に行く機会すらないと思うのだが、とりあえず国民の意見を聞くフリをしましたってことで、またゴリ押ししようとしているんじゃなかろうか?。2番目は教育問題かな。メディアに露出しているのは今度は大学らしい。また中教審や文部省の失敗を現場に押し付けようとしているように思えるのだが。前の教員免許の更新制も今度の試験もまた文部省の天下り先を増やすだけなんだろうかね?。しかも現場を知らないで場を荒らすだけ荒らした連中が判断なりするんだろうか?。ありそうなことではある。
 外交問題でも北朝鮮にすらナめられ、労働問題でも野党の案を盗んだり、松岡脳症の件でも庇いだてして全然いいところの無い…というか害悪だらけの安倍内閣であるが、これでも支持率があるということに仰天だ。農相の件はほんの数年前なら検察に逮捕されて現職追放だったような気がするんだが…。というか東京地検はなにやってんだろうね?。小泉やケケ中の売国にも数十億貰って黙っているらしいが、今度の松岡脳症の件も金を貰って口をつぐんでいるんだろうか?。もう政官財ヤクザが癒着して日本国を喰い物にしているという構造には驚きもしないが、いくら司法が腐っているからといって検察も貧乏人を公にいじめるのもなんだかなぁと思うのですが。
 割れ窓理論というのがあるらしいが、あれは統治者がなんとか世の中を良くする方向に持っていくために、権力をもった側がモラルをもって小悪にあたるから好転するんであって、今の日本のように権力側が巨悪だと指弾されないように積極的にその日暮らしの小悪党をいじめるってのは、もう使いかたがまったく逆だと思うのだが。