キャッツ・アイ 第8話 遥かなるトットチーノ

 ペン太くんですか。懐かしい。
 というか、この荒唐無稽さをどうしてくれよう。もうキャッツの手口が陳腐だと指摘するつもりもないのだが、ちょっとお粗末過ぎやしないかと思ってしまった。エストニアが漢字なんてなんの冗談だと。2枚の絵を合わせたときの謎も何が言いたかったのかよくわかんないし、もう笑うしか。
 とはいっても瞳や泪の女っぷりになつかしさを感じてしまいました。まぁこの物語では主人公ではあるのだけど、泥棒の皮を剥いだ女の子の素顔としては、お嫁さんにあこがれる普通の幸せを願っているんだよね。子供っぽい俊をしかたがないなぁと陰で支援するところとか、昔の大人の余裕を思い出します。今となっては絶滅したあり方。でもこの作品の初放映時には別にとりたてて素晴らしいということではなかったんですよね。もちろんこの回でもそういうあり方を描くのが主ではなかったんだよね?と涙目になりながら。
 ただ、GyaOのスタッフがこの作品を取り上げたのにはそういう意図もあるんではなかろうかと。