キャッツ・アイ 第1話 君はセクシーな泥棒

 をGyaOで視聴。感想を一言で言えば幸せな時代だったよなぁ。脚本は藤川桂介でびっくり。主人公の瞳は戸田恵子が声アテ。若いですなぁ。一休さん藤田淑子坂本千夏って懐かしい顔ぶればかり。
 なんといいますか、作品の感想というよりは懐かしくて昔を思い出すことに専念して当時を再確認しているような…。パチンコ屋の店先や車のデザイン、歩行者天国など「あぁ、昔はそうだった」と思い起こすものばかり。
 世相の反映とか小難しいことはあんまりないように感じる。登場人物の物語を丁寧に描くんだろう。描写にはツッコむところも多々見受けられたが、かといってそこを責めるのは本意ではないのだろうな。当時はジャンプ人気漫画、あの繊細な北条司の絵が動くってだけでセンセーショナルなことだったと思うんだが。しかし男の描写はとことんバカだなぁと思った。そして女の視点が大人であることに仰天というほどではないが驚いた。時代が下るにつれ女が救いようも無くバカになっていく様を思い知っているのではあるが、そういや昔の女は確かにああいう陰翳(この作品ほど戯画的ではないが)を持っていたよなぁと思い出すにつれ絶望に近い感情を抱くのだ。